「高卒で就職したい」と考えている高校生にとって、就活中に必ず目にするのが「求人票」です。
でも、「文字が多くて読みづらい」「どこを見たらいいかわからない」と感じている高校生もいるのではないでしょうか?
この記事では、高卒就活を始める人に向けて、求人票の見方や注目すべきポイントを、わかりやすく説明します!
求人票とは、企業が「こんな人に働いてほしい」と出す募集の情報です。 仕事内容や給料、勤務時間、休日など、働くうえで大事な情報がまとめられています。
高卒で就職を目指すなら、求人票の内容を正しく理解することがとても大切です!
求人票でよく出てくる「雇用形態(こようけいたい)」とは、働き方の種類を表しています。
主な雇用形態には以下のようなものがあります。
高卒で長く働きたいと考えているなら、正社員としての就職がおすすめです。
給料の安定やキャリアアップ、福利厚生などの面でもメリットがあります。
求人票に書かれている「賃金」は、給料の総額のことです。実際に手元に入る金額(手取り)は、ここから税金や保険料などを引いた後の金額になります。
たとえば、賃金が18万円と書いてあっても、実際に振り込まれるのは15万円程度になることがあります。
求人票を見るときは、賃金と手取りの違いを理解しておきましょう。
給料の支払い方にはいくつかの種類があります。
求人票には、どの方式を採用しているかが書かれています。
高卒就活で安定した生活を望む人には、月給制の求人を選ぶのがおすすめです。
働くうえで、しっかり休めるかどうかはとても重要です。
日本の法律では、週に40時間以内の勤務と、4週間で4日以上の休日をとることが決められています。
しかし実際の休日数は企業によって異なるため、求人票をよく確認しましょう。
特によく出てくる以下の用語に注意が必要です。
たとえば「週休2日制(土、第1・第2水曜)」と書かれている場合は、毎週土曜日と毎月の第1・第2水曜日が休みということになるので、毎週必ず2日間休めるとは限らないということです。
求人票にはたくさんの情報が書かれていますが、次のような点を重点的に見ておくと良いでしょう。
・会社の特徴や業種
・設立年数、従業員数など
・職種や業務内容
・勤務地 ・必要な資格やスキル
・賃金(総支給額)
・手当(通勤手当、住宅手当など)
・賞与(ボーナス)
・就業時間(1日のスケジュールを想像してみよう)
・休日や休暇の制度
・応募から採用までの流れや試験内容
・研修制度 ・メンター制度(先輩が相談役になる制度など)
企業によっては、補足事項に魅力的な情報が書かれている場合もあります。最後までしっかり目を通しましょう。
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高校生のための福利厚生ガイド:手当編
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求人票を正しく読むことができれば、「自分に合った企業」を見つける力がついてきます。
まずは、就職するうえでゆずれない条件を自分の中で決めておきましょう。
また、求人票だけで判断せずに、職場見学に行ったり、会社のホームページを見たりして、実際の雰囲気を確認することも大切です。
高卒で就職を目指すなら「求人票を正しく理解すること」がスタート地点です。
求人票をしっかり読み込めば、企業の特徴や自分に合った条件が見えてきます。
就職活動をスムーズに進めるためにも、求人票の見方をマスターし、自信を持って高卒就活に取り組んでいきましょう!