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高卒就職のメリット・デメリットとは?大卒就職しないメリットもある!

2020.05.15

高校卒業後に就職することに迷っている方へ。
高校・大学など就職するタイミングが異なると、就職後の環境も大きく変化します。今回の記事では、高卒就職した場合のメリット・デメリットについて、詳しく解説します。

 

■高卒者の約1/5は就職を選ぶ

就活を始めるとき、最終学歴や周囲の反応を気にする方は多いのではないでしょうか?

「高卒は正社員になりにくい」「出世するなら大卒(新卒)が有利」といった先入観が強まると、高卒就職に迷いが生じることもあるかもしれません。

 

文部科学省が実施した平成30年度「高等学校(全日制・定時制)卒業後の状況調査」によると、高等学校卒業者に占める就職率の割合は17.6%です。就職した高卒者の内訳を見ると、正規の職員等に就職した人が「184,460人」、正規の職員等でない人が「1,320人」という結果が出ていることから、高卒で就職した人の多くが正社員として仕事に従事できていることが分かります。

 

また、「高等学校(通信制)の卒業後の状況調査」を見ても、卒業者「53,550人」のうち、就職者は「10,501人」にのぼり、就職率は19.6%という結果が出ています。

 

上記のデータから、全日制・定時制・通信制を問わず、高校生の約1/5は進学ではなく就職を選択し、実現しているといえます。高校卒業後に就職を希望する人が少ないと感じても、高卒者全体の1/5は就職を選んでいる事実を知り、卒業後の進路選びに役立てましょう。

 

■高卒就職をするメリットとは

高卒で就職をすると、社会に早く出られること以外にも多くのメリットがあります。大卒就職者にはない、高卒就職者ならではの有利な点を見ていきましょう。

 

◆早い時期から自立が出来る

高卒で就職すると大卒より4年早く社会や自分の将来と向き合うことができるため、早い時期から自立した生活を送れるようになるのでおすすめです。
 

◆大学の進学費用がかからず、自己投資しやすい

大学の進学費用に奨学金制度を利用する方は多いですが、奨学金は就職後に返済していく必要があり、社会人になった後も金銭的な負担があります。高卒就職すると仕事で得た給料を自分に投資しやすく、男女問わず自分磨きすることもおすすめです。

 

◆仕事を覚えるのが早いので出世がしやすい

高校卒業後すぐに新卒として仕事を覚えて経験を積むことで活躍の場が広がり、実力を活かした出世を目指せます。得意なジャンルや関心が強い職種へ就職できると、出世のために高いモチベーションを持って働くことができるでしょう。
例として、事務の仕事や書籍の編集者、エステティシャンや製造業などの仕事をし続けた時間が重要になる仕事であればより出世しやすい可能性があります。
出世が早まれば必然と年収も上がっていくでしょう。

 

◆社会人としてのビジネスマナーが身につく

高校卒業後すぐに働くことで、大卒と比較して4年早く社会人になることになります。いち早く社会人になることで大学に行っても学べないこと(話し方、考え方、知識)や教科書に載っていないビジネスマナーを身につけられます。早い段階で社会に出ることで社会人としての視野が広がるという点も、大卒就職などにはない高卒就職ならではといえます。

 

◆若さを活かした働き方ができる

若いうちは、仕事が上手くいかない、失敗が続くという場合も成功に繋げるチャンスが多く訪れます。職場では新卒かつ最年少という立ち位置になりやすいため、周囲のサポートを受けながら仕事を覚えていくこともできるでしょう。
 

■高卒就職をするデメリットとは

では、高卒で就職するとどのようなデメリットがあるのでしょうか?将来就きたい仕事や長い目で見たキャリアを意識して、自分にはどのようなデメリットが当てはまるのか見ていきましょう。

 

◆大卒以上と限定された求人に応募できない

一部の職種や企業では採用条件で学歴を定めているケースがあり、大卒以上でないと求人に応募できないことがあります。特定の分野で働きたい、憧れの企業に入社したいといった明確な目標がある場合、高卒就職でもチャンスを掴めるのかどうか、事前に調べておきましょう。大卒限定の求人を出す企業の中には、実務経験を積んだり、後に資格取得したりすることで学歴に関係なく応募できる可能性があります。

 

◆データ上の生涯賃金は大卒の方が高い

厚生労働省が実施する「賃金構造基本統計調査」によると、学歴別の生涯賃金は大卒の方が高い傾向があります。この背景には能力の差や給料(年収)の違いなどが挙げられますが、賃金は努力次第で増やしていくこともできます。

 

◆一部の資格が必要な職業(医者など)は大卒でないと資格が取れない

大卒必須の資格が必要な職業に就きたい場合、高卒で就職すると目標までの道のりを遠回りしてしまう可能性があります。高卒就職を選択する場合は、関連する職場で実務経験を経て資格取得を目指すなど、具体的な計画を立てることが重要です。
また、公務員の場合も大卒者枠と高卒者枠が異なるので注意が必要です。

 

◆自由な時間が減る

高卒就職して社会人になると、大学生と違い時間の自由が利きにくくなります。学生ならば遊びや勉強に時間を費やすことができ、家族や友達との時間も確保しやすいですが、社会人となればそうはいきません。長期休みが取れない、慣れない生活で心身ともに余裕がないといった状況でも、時間の使い方を工夫して社会人としての生活を受け入れていく姿勢が大切です。


■会社に入れば学歴は関係ない


高卒で就職する場合、生涯賃金や求人応募できる職種などを比べると、大卒に比べて劣っていると感じる点もあります。
しかし、高卒は大卒よりも4年早く社会人経験を積み、実力を身につけられる点が最大のメリットです。データ上でデメリットに感じるポイントは、実際に社会に出てから実力でカバーすることも可能なので、高卒就職ならではの「熱量」や「若さ」を活かしていくことが成功の秘訣といえます。


■まとめ

高卒者は社会人経験を早く積めることから、実力を身につけて優秀な人材へと成長できる可能性を秘めています。就職後は多くの壁が立ちはだかることもありますが、失敗を成功に繋げられる環境が用意されているため、悲観的にならず前向きな姿勢で仕事に取り組むことが大切です。憧れの社会人生活を実現するためにも、高卒就職が恥ずかしいと思わずに就活で夢への第一歩を踏み出しましょう。