高校生の皆さんは、就職活動の面接準備、対策は行っていますでしょうか。面接では、採用担当者が今までどんな経験をしてきたか、何を頑張ってきたかなどの「話の内容」はもちろん、挨拶は出来ているか、元気ややる気はあるのかなどの「表情」や「話し方」を総合的に見ています。
身だしなみやマナーだけではなく、面接での受け答えがしっかり出来るように準備しましょう。
面接においてどんなに良い受け答えや姿勢を見せていても、忘れ物をしてしまったら面接官からはあまり良い印象をもってくれないこともあります。
当日は、バタバタするので前日までには必要なもの準備して面接に臨みましょう。
■提出した履歴書のコピー
企業に提出した履歴書をコピーして持っていきましょう。
角が折れ曲がらないようにクリアファイルに入れるなどして注意しましょう。
■面接会場までの地図
携帯やスマートフォンの地図アプリを活用していくのも良いですが、万が一の事も考えて地図を印刷してもっていくのがベストです。
■筆記用具&ノートorメモ帳
面接において、今後の採用の流れや会社の求める人物像など覚えておきたいことを面接官が伝えてくれる場合があるため、メモができる筆記用具を持ち歩きましょう。
第一印象は3~5秒くらいで決まると言われています。
身だしなみは第一印象を決める重要な要素であると同時に、誰でも気を付けることが出来る事です。
職場見学や面接に行く際には、下記の点をチェックして身だしなみを整えましょう!
■髪(整っているか、お辞儀の際に邪魔にならない長さか、色は明るすぎないか等)
なるべく清潔感のある髪型が好まれる傾向があります。
男性に関しては前髪は流すなどしておでこを出し、サイドは耳にかからない長さですっきりさせた方が、明るく元気に見えます。
女性に関しては、前髪がなるべく目にかからないように横に流すか、ロングの場合は、後ろで髪を縛るなどして、頭を下げたときに髪の毛が邪魔にならないようにしましょう。
■制服・スーツ
服装に関しても「清潔感」があると良い印象を与える事ができます。
しわや汚れなどには注意し事前にクリーニングに持っていくことをお勧めします。
また、ネクタイやリボンが曲がっていないか、ボタンの掛け違えなど細かいところにも気を遣いましょう。
■靴(汚れていないか、磨いているか)
仕事ができる人は足元に気を使っているという言葉があるほどなので、靴や足元は綺麗にしておきましょう。
靴磨きなども最初は慣れないかもしれませんがまずは挑戦してみましょう。
いくら準備や対策をしても面接はやはり緊張して不安になるものですね。
初めての就職試験に「失敗したらどうしよう...」と考える人も多いのではないでしょうか。
しかしながら、今現在、社会で活躍している先輩たちの中にも、面接の日に失敗体験をしてきた人たちはいます。
失敗は良いことではありませんが、先輩たちにどんな失敗談があるのか聞いて、状況に応じて対策をしていきましょう。
◆会社に着いた時
早く来てしまい中に入っていいのか不安になることがあると思います。
ですが、勇気を出して会社の中に入りましょう!
中に入って元気に挨拶をすると、受付の方が対応してくれます。受付電話がある場合は、受話器を取って面接に来たことを元気よく伝えましょう!
◆電車の乗り遅れた時
電車が遅れる場合もありますので、余裕をもって会場に向かうのが一番!
でも、どうしても遅れることがわかった場合は、すぐに先生に連絡を取るなどして、採用担当者に伝えてもらうようにしましょう。
携帯電話や公衆電話がない場合は、到着時に事情を正直に話し、まずはきちんと謝罪をしましょう。
◆本番で緊張した時
言い間違えたり止まってしまっても、「もう一度言い直してもよろしいでしょうか?」などと伝え、深呼吸をしてできるだけリラックスして普段の自分を取り戻しましょう!
初めての面接で緊張するのは当然のことです。万が一練習してきたことを忘れてしまっても気持ちを切り替え、まずはどんな時でも基本的な「挨拶」や「礼儀」を大切にすることを心がけましょう!
■受付に着いたら
受付の人がいる場合は、受付の人に自分の氏名と面接に来たことを伝えます。
受付に電話が置いてある場合は受話器を取り、自分の氏名と面接に来たことを伝えましょう。
電話では、下記のように話すのが一般的です。
「本日〇時からの面接に参りました、〇〇高等学校の〇〇(自分の氏名)と申します。
ご担当者様(指定がある場合は担当者名)をお願い致します。」
と伝えましょう。
1.案内してくれる社員の方がお見えになったら、元気よく「こんにちは、本日はよろしくお願いいたします。」と挨拶しましょう。
2.入室時は「失礼いたします」と言って入室します。
3.「お掛けになってお待ちください」と言われたら「失礼いたします」と言って、姿勢よく座って待機しましょう。
■面接する部屋に面接官が来られたら?
1.面接官が入って来たら、起立して「こんにちは、〇〇高等学校から参りました〇〇(自分の名前)です。本日はよろしくお願いいたします。」と挨拶をしましょう。
2.「着席ください。」という指示を受けてから椅子に掛けましょう。
■面接官が待機されている部屋に入室する場合は?
1.ドアノック(3回または4回)し、ドアは両手で開けます。
2.ドアを閉めた後に直立し「失礼いたします」と言い終わってから一礼します。
3.指示された席に立ちます。
4.「着席ください。」という指示を受けてから椅子に掛けましょう。
面接で失敗しないために
面接官からの質問に対するあなたの受け応えから、あなたが「どういう人物か」をみて、採用の重要な判断材料にします。
いくら印象が大切と言っても、質問に答えられなかったり、回答があいまいだったりすると、よい印象は得られません。
面接では、高校生のことだけではなく、会社の理解度をチェックするための質問もされます。
例えば、「社風は知っていますか?」など簡単に会社について質問される場合もあるので、調べて理解をしてから面接でもいえるように準備しましょう。どんな質問にもこたえられるよう心の準備をしっかりして臨みましょうね。
みなさんも働きたい会社を選んで面接に応募しますが、会社も一緒に働きたい人かどうかを確認するために面接をしています。
その会社に対しての熱意や自分自身のアピールポイントを、どれだけ想いをもって自分の言葉で素直に伝えられるかが大切です。会社の人に「あなたと一緒に仕事がしたい」と思ってもらえるように、会社のことをよく調べ、自分の考えや想いを言葉にして伝えられるよう入念に準備しましょう。
身だしなみやマナーにも気を付けて、後悔しないよう面接に挑みましょう。
面接対策で困ったときは、この記事を参考にしてくださいね。