
地元 or 都会?就職先選びで後悔しないための比較ポイント
生まれ育った地元で働くか、それとも都会に出て働くか。就職という進路を選んだ高校生にとっては大きな悩みのひとつではないでしょうか。
慣れ親しんだ街で働くという安心感も、動画やSNSで見る華やかな大都会で新しい生活をスタートさせることも、どちらも魅力的です。
この記事では、地元と都会、それぞれの場所での就職のメリットとデメリットを分かりやすく解説・比較します。自分にはどちらの働き方やライフスタイルが合っているのか、一緒に考えていきましょう。
地元で就職するメリット・デメリットは?
自分が生まれ育った地域や、実家から通える範囲の地元で就職する場合のメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
・生活費を大幅に抑えられる
もし実家から会社に通勤する場合、毎月の家賃や水道光熱費、食費といった生活費を大幅に抑えることができます。
一人暮らしの場合、入社したての頃は生活費を捻出するのが難しいですが、実家暮らしであれば、一人暮らしよりも稼いだお給料を自分の貯金や趣味に回すことができます。
・家族や友人が近くにいる安心感がある
仕事で落ち込んだり、慣れない環境でストレスを感じたりした時、相談できる家族や地元の友人が近くにいる環境は非常に心強いものです。
社会人1年目の不安な時期を乗り越えるために、休みの日にすぐ付き合いの長い友達と集まってリフレッシュできる環境は大きな支えになるはずです。
・土地勘があるため新生活のストレスが少ない
毎日の通勤ルートなどの地域の情報をすでに知っているため、スムーズに社会人生活をスタートできます。社会人1年目は新しい仕事を覚えるだけでもエネルギーを使うため、プライベートの環境が変わらないことは心と体の負担を軽くしてくれます。
デメリット
一方で、地元で働くことにはいくつかの注意点やデメリットもあります。
・地元が地方の場合、求人の選択肢が都会と比較して少ない
都会と比べると、地方の求人は少ない傾向にあります。自分がやりたい仕事や、憧れの職種が地元にないということもあります。そのため、限られた選択肢の中で就職活動を進めなければならない点が、地方就職の大きな課題となります。
参照:厚生労働省「令和7年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る 求人・求職・就職内定状況」取りまとめ(3月末現在)」
・地元が地方の場合、給与水準が都会より低い傾向がある
地方の企業は都会の企業に比べて給与が低めに設定されていることが多いです。生活費が安い分、お給料も低めになるため、たくさん稼いで贅沢をしたいと考えている人にとっては、少し物足りなさを感じてしまうかもしれません。
参照:政府統計の総合窓口「賃金構造基本統計調査 / 令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 都道府県別」
都会で就職するメリット・デメリットは?
次に、東京や大阪といった都市部に出て就職する場合のメリット・デメリットについて解説します。
メリット
・多種多様な仕事を選べる
都会には数多くの企業が集まっています。職種も豊富で、地方では見つからなかったような珍しい仕事や、最先端のトレンドに関わる仕事に就くチャンスがあります。自分の可能性を狭めずに、本当にやりたい仕事に挑戦できる可能性が高まるのが最大の魅力です。
・給与水準が高くキャリアアップしやすい
都会の企業は地方に比べて給与が高く、また多くの企業や働く人が集まっているため、将来的なステップアップを目指しやすい環境が整っています。
・交通の便が良くエンタメが充実している
電車やバスなどの公共交通機関が発達しているため、車を持っていなくても移動に困りません。また商業施設の充実さ、イベントなどが常に開催されており、プライベートを楽しみたい人にとっては飽きることのない環境が整っています。
デメリット
魅力的に見える都会の生活ですが、新規高卒でいきなり飛び込むにはそれなりの覚悟も必要です。
・経済的な負担が大きい
都会で暮らす上で最も大変なのが、家賃の高さです。全国賃貸管理ビジネス協会の調査によると、地方のワンルームの平均家賃は約4万〜5万円台なのに対し、東京では7万6千円と、大きく差があります。
また毎月の家賃に限らず、食費、光熱費を自分の給料から支払う必要があるため、自炊や節約を意識しないと、手元にお金が残らない・貯金ができないという状況になりかねません。
関連記事:高卒就職後の一人暮らしってどうなの?生活費と貯金のコツを徹底解説!
・満員電車や混雑によるストレス
都会の通勤ラッシュは想像以上に体力と精神力を消耗し、毎日満員電車に揺られて会社に向かうだけでも一苦労です。そのため人混みが苦手な人にとっては、普通に生活しているだけでも疲れてしまう原因になります。
・孤独を感じやすい
周りに知り合いが誰もいない状態から新生活がスタートするため、会社と家を往復するだけの毎日に寂しさを感じる新規高卒者も少なくありません。困ったときにすぐに助けてくれる人が身近にいない寂しさは、慣れるまで大きな壁となります。
地元と都会、あなたに向いているのはどっち?
それぞれのメリットとデメリットを踏まえた上で、どのような人にどちらの進路が向いているのかを見てみましょう。
地元での就職が向いている人
・住み慣れた環境で働きたい人
・家族や友人との時間をこれからも大切にしたい人
・貯金をしっかり貯めて、経済的に安定した生活を送りたい人
都会での就職が向いている人
・たくさんの選択肢の中から、自分のやりたい仕事を見つけたい人
・新しい環境に飛び込んで、チャレンジをしたい人
・流行のスポットやイベントなど、刺激的な暮らしを楽しみたい人
後悔しない進路選びのために今できること
地元と都会のどちらを選ぶにしても、大切なのは「自分で決めた」ということです。周りの意見に流されるのではなく、自分がこれからの人生で何を一番大切にしたいのかをじっくり考えてみてください。
また、最初は地元で就職して貯金やスキルを身につけ、将来的に都会へ挑戦するという選択肢もあります。
まずは学校の進路指導室や、高校生のための就活サイト「ジョブドラフト」にある求人票を見比べたり、入社後の生活をシミュレーション(生活費の計算など)をしてみることをおすすめします。
保護者の方や先生にも相談しながら、あなたの未来が輝く選択を見つけてくださいね。
