進路

高校卒業後の進路、進学するにはどうしたらいい?~専門学校編・その~2

前回に引き続き、これからの進路に悩んでいる高校生に向け、全2回に分けて、【専門学校の種類】【専門学校のメリット・デメリット、選び方】をご紹介します。
今回は【専門学校のメリット・デメリット、選び方】についての解説です。
高校卒業後の進路について真剣に考えなくてはいけない時期に差し掛かってきて、「すでに就職・進学か決めて準備をしている!」という方や、「就職か進学、専門か大学で悩んでいる…」「就職するにはまだ早い・・・」「もう少し学生でいたい・・・!」と思っている高校生は必見です。

 

前回の記事はこちら!

 

 

専門学校へ進学するメリット・デメリット

前回は専門学校の種類について解説しましたが、では専門学校へ進学すると、どのようなメリット・デメリットがあるのか、次の項目で見ていきましょう。

専門学校進学のメリット

専門学校は目指す職種に合わせた知識や技能を学ぶことができるため、実践的な能力が身につき、就職後すぐに活かせるスキルを得られることがポイントです。
働く上で必要な資格がある場合は、資格取得を目指した講義や実習が行われ、在学中に就職に直結する資格を取得することができる専門学校もあります。

また、看護師や歯科衛生士、保育士などの国家資格の取得が必須とされているものや、アニメーターなど、資格は不要なものの特殊なスキルを要する職業の場合、専門学校で知識や技能を習得しておくことが望ましい場合もあります。
そのため、学ぶ分野や目指す職業によっては専門学校を卒業した方が就職に有利になる場合もあります。

専門学校進学のデメリット

専門学校は、その名の通り特定の分野の知識や技能を身につけることが目的のため、他の分野について学ぶ機会が少なく幅広く学びたいという人や、入学後に「自分には合わないなぁ…」「他の分野を学びたいなぁ…」と感じても、簡単に進路変更を行うことは難しく、新たな進路について考えなくてはなりません。
そのため高校卒業後、専門学校への進学を考えている場合は、高校在学中に自身の進む分野についてもしっかり考えなくてはなりません。

また、企業によっては最終学歴が専門卒ではその仕事に就けない場合もあります。
もし将来働きたいと考えている企業などがある場合は、まず気になる企業の募集要項をよく確認しましょう。

 

 

専門学校の選び方

進学に向け専門学校のオープンキャンパスに参加する高校生

学びたい分野や進みたい職種が決まっていても、その分野について学べる専門学校はたくさんあります。
次の項目では、専門学校の選び方を見ていきましょう。

まずは、目指す分野や通学エリアに合わせて資料請求を行いましょう。
同じ分野でも学校によってカリキュラムや設備は異なるため、気になっている学校はもちろん、様々な学校のパンフレットを取り寄せてみるのがおすすめです。

パンフレットが届いたら、内容をよく確認・比較をして、自分が求めている内容にマッチした学校を見つけましょう。

 

・授業は座学と実習どちらが多いのか、どのような時間割になっているか
・どんな資格を取得できるのか
・就職や資格を取得するための指導やサポート・対策はどんなものが行われているのか
・学校にはどんな施設や設備が備わっているのか

 

など、学校によって内容は様々です。

興味のある学校をいくつか見つけたら、次はオープンキャンパスに参加してみるといいです。
学校や先生・生徒の雰囲気、施設の広さや設備、アクセスの良さなど、実際に行かなければわからないものもあります。また、学校によっては気になっていることを質問できたり、先生や在校生のお話が聞けることもあります。
オープンキャンパスは基本何度でも参加できるので、可能であれば複数回参加してより学校の雰囲気などを知っておくのも有効です。

そして、様々な専門学校を比較した上で自分に合った学校を見つけることができたら、学校によっては試験や面接があるため、しっかりと対策をしていきましょう。

 

まとめ

今回は前回に引き続き、進路に悩んでいる高校生のみなさんに向け、専門学校について解説しましたが、いかがでしたか?
進学は専門学校に限らず、大学・短期大学などもあり、選べる進路は様々です。

今回説明したように、専門学校はその名の通りそれぞれの分野に特化したカリキュラムを受けることがメリットですが、大卒以上でないと就職できない企業への就職の場合や、専門在学中では進路変更が難しいなどのデメリットもあります。
「将来の夢は決まっていないけど大企業に就職したい」といった人や、幅広い分野の知識・教養を身につけたい人は大学へ進学する手もありますし、専門学校や大学は、18歳以上かつ高校卒業か同程度の学力があると認められる者であれば、入学するにあたっての年齢の上限は設けられていないため、まずは一度企業に就職をした後、社会人経験を通して学びたい分野や就きたい職業が明確になってから専門学校や大学に進学を考えるという手もあり、最近ではそのようなキャリアを作る方も増えています。

しっかりと自分の将来と向き合って、自分に合った専門学校やその他の進路を見つけてみてくださいね!