
高校生向け就職試験対策②:評価ポイントやNG対策をまるっと解説
高校生の皆さんこんにちは、ジョブドラフト運営事務局です。
前回に引き続き、高校生が就職活動を行う中で最も不安であろう面接について解説していきます。 前回の記事はコチラ!「高校生向け就職試験対策①:面接の流れやマナーをまるっと解説」
今回は面接の中で面接官が見ているポイントや高校生が面接で意識したいポイントから、よくあるNGやトラブルの対策方法を具体的に紹介・解説していきます!
1.面接官が見ている3つの評価ポイント
・意欲
その会社を選ぶ理由が具体的に言えるか。
・コミュニケーション力
はっきりと受け答えができたり、聞かれたことに対して結論・理由・具体例を15〜30秒を目安に話せるか。
もし回答に悩んでも、「○○の意味が分からないので、もう一度お願いできますか?」と確認し、自分の言葉で考えて返す姿勢が大切です。
・準備度
よくある質問に迷わず、なおかつ自分の言葉で答えられるか。
使える型(志望動機のミニテンプレ)
・結論(なぜ志望したのか)
「◯◯な社風/事業に惹かれ志望」
・根拠(具体例)
「学校/部活で□□に取り組み、△△を学んだ」
・接続
「入社後は◯◯業務でその経験を活かし、1年目は□□を身につけたい」
2. よくあるNGと、すぐできる対策
・NG例①:入社意欲が伝わらない
→ 対策:社風や業務のどこに惹かれたか+自分の経験の活かし方まで言い切る。
・NG例②:返事が「はい/いいえ」「わからないです」ばかり
→ 対策:結論+理由+一例を1セットで答えられるよう事前に練習をする。
・NG例③:ネガティブ・声音や表情が自信なさげ
→ 対策:できる限り笑顔で姿勢を正し、ハキハキと話す。緊張を和らげるため面接前に一度深呼吸してみても◯。
短所は「改善中の課題」として伝える。
・NG例④:ウケを狙ってしまう
→ 対策:面接官は「面白さ」より、「なぜ入社したいか」「どう貢献できるか」を見ています。
就職試験の面接の場では、あなたが会社に入社したいという気持ちを真剣に伝えましょう。
3. 緊張・トラブルはこう対処
・早く着きすぎた場合
早く行動をするのは良いことですが、企業も決まった時間でスケジュールを組んで業務を行なっているので、早く着きすぎた場合は近くで時間を潰し、10分ほど前になったら受付に入りましょう。
・遅刻しそうな場合
万が一交通機関の遅延などにより遅れることになったらわかった時点で先生に連絡し、企業へ共有してもらうようにしましょう。
もし連絡手段がない場合は、到着後に事情を正直かつ簡潔に伝え、きちんと謝罪を行いましょう。
・言い間違えや言葉に詰まった場合
面接官に 「もう一度言い直してもよろしいでしょうか。」と伝え深呼吸をしリラックスして要点から話し直しましょう。
どれだけ緊張していても、あいさつと礼儀は崩さないようにしましょう。
・覚えた答えをド忘れしてしまった場合
丸暗記に依存してしまうと、本番で緊張により回答予定だった内容を忘れてしまうことがあります。その際は「緊張で頭が真っ白になってしまいました。要点からお答えします。」と、落ち着いて続けましょう。
4. 最終面接で意識したい3つのポイント
1.入社の意思を明確に言語化する
例 「第一志望です。◯◯に携わり、△△で貢献したいと考えています。」
会社の下調べをして、理由を具体的に話しましょう。
2.社会人の自覚を示す
例 「初年度は報連相を徹底して意識し、社会人としての基礎を固めます。」
アルバイトとの違い=責任感と継続性を理解し、覚悟を伝えましょう。
3.将来ビジョン
例 「3年目までに業務を一人で回せるようになり、5年目には後輩指導ができる人材を目指します。」
「とりあえず内定」ではなく、今後についてしっかり道筋を語る。
5. まとめ:伝わるのは“準備+自分の言葉”
就職希望の高校生のみなさんは「ここで働きたい」という想いをもって面接に向かうと思いますが、会社も同じように「この人と一緒に働けるか」を確かめています。
だからこそ、身だしなみ・挨拶・所作で第一印象を整え、意欲・具体例・前向きな姿勢を自分の言葉で伝えることがいちばん大切です。
緊張して言葉に詰まったりしても、言い直しのひと言や深呼吸で立て直せますので大丈夫です。後悔しないように準備して、落ち着いて面接に挑みましょう。
困ったときは、この記事を再度チェックしてみてくださいね。