「お客様」のプロの仕事 接客業 Hospitality industry
高校生にも人気のお仕事である「接客業」
今回は飲食業、サービス業の方からお話を聞きました。
美味しい食事をお店で食べることができるのも、いろんなお店で快適に過ごすことができるのもそんな「接客のプロ」のお仕事をしている人たちがいるから。
接客業は楽しいことも自分の成長もお客様や仲間と一緒にやっていける。
接客のお仕事をのぞいていきましょう。
Q 接客業 になるためには?
接客業のお仕事のために必要なことはありますか?
一番はコミュニケーション能力が大事かなと思います。
接客する際もそうですけど、一緒に働く仲間、従業員の方としっかりコミュニケーションを取らないと接客業は回っていかないと思います。
お客様のことを第一に考えることです。
お客様がいて自分たちはお給料をもらっているし、お客様が僕たちのために会いに来てくれることもあると思うから、お客様を第一に考えることが大事です。
接客業のお仕事を通じて楽しかったこと・嬉しかったことはありますか?
牛たんを焼いて、お客様に持って行った時に「美味しい」とか「また来るね」って言ってもらえたら一番嬉しいです。
リアクションあると全然違いますよね。
リアクションがあったら、「明日も頑張ろう」とか「もっと上手く焼いてお客様に喜んでもらおう」とか思います。
吉野家って「うまい・やすい・はやい」をモットーにしています。
その中で「やすい」は会社が実現することなんですけど「うまい」と「はやい」にこだわっていて牛丼を作るのもそうなんですけど、お客様にいち早く牛丼を出すこと。そこで「はやっ」って言われると嬉しいです。
オーダーとってお会計が終わったらそこに牛丼があるレベルで出すとすごく喜んでいただけるので、お客様から求められているものを、満たせた時が嬉しいですし日々の活力です。
接客業を決めたきっかけは?
きっかけは高校生の時、日進観光に職場見学に行ったんですよ。
その時に他とは違う「温かみ」だったり「楽しそうな雰囲気」を肌で感じるぐらい気迫・オーラがあったから「ここにしよう」と思ったのがきっかけです。
今年の10月で就職して2年目になるんですけど、高校を卒業して半年間ぐらいはやりたいことをやっていました。
就職しようと思い探していたら「ひがしやま」が出てきて「牛たん美味しそうだな、食べたい」と思って入りました。
接客業ならではの「あるある」はありますか?
良い接客したら、お客様ももう一回来ようと思ってくれて、もう一回来てくれたお客様がまた来る。それで常連さんになる。
常連さんになったらこっちも「顔の見覚えがある人だ」と思って少し話しかけてみたり、コミュニケーションを取ったら次また来た時に「お!店長!」とか「お!西脇くんじゃん!」って言われるのが嬉しいです。
あと、それまでめっちゃ忙しかったのに、休憩に行くと暇になるとか。
休憩いらなくねってなりますよね。
逆に自分が休憩行く時にめっちゃ忙しくなります。
お店が暇な時は時間が経つのが長く感じます。
夜は飲みのお客様が来てくださるので、常連さんに捕まってしまうと営業しながら1時間ぐらい喋ってしまいますね。
1時間くらい常連さんと話すのはあるあるですね。
お客様が後ろからトントンってしてくださって「どうされました?」って聞いたら「君、最近よく見るけどめちゃくちゃ綺麗なお辞儀をするよね。見てるよ。丁寧に仕事してるね。他のスタッフさんとは違って真ん中で振り返ったりして細かいね。気分がいいよ。」とお褒めの言葉を何名かにいただいたことがあります。
お客様からお褒めの言葉をいただくのはあるあるじゃないですか?
確かに。お褒めの言葉をいただくとめちゃくちゃ嬉しいです。
最後に、接客業への就職を考えている高校生に一言アドバイスをお願いします。
飲食接客業は世間的にきついイメージがあると思うんですけど、仕事をする上ではどこでも一緒で、飲食接客業でいったらもっと面白いことがいっぱいあるし、技術であったり、お客様と話すのであったりめちゃくちゃあるので世間的に悪いところばかり見るんじゃなくて、自分として成長できる場に置くっていうことを考えたら接客業はいいと思います。
接客業は人と喋ることが好きな人が向いているのかなと思います。
人と喋ることが好きな子たちなら、仕事だから辛いことがあると思うけど「ありがとう」とかそういう感謝の一言でやりがいを感じたり人としても成長できるから接客業はとてもいいと思います。
「笑顔」「やる気」そして「自分のことを肯定する能力」を持ってたらいいんじゃないかと思います。そしたら接客業ならどこへだって行けるし吉野家じゃなくてもそういうのが大事になってくるんで、高校生の人たちにそういう気持ちを持っていてほしいですね。
本日はありがとうございました!