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高卒で就職は難しくない?高卒就職するためにすべきこと

高校卒業後、自分の進路を就職にしようと思っていても、高卒で就職するのが難しい・・・と思っていたり就職のために何をしたらいいか分からない・・・なんて思ったことありませんか?
今回は、そんな高校生の疑問を解決するために、高卒で就職するメリットやデメリットも分かりやすく含めて解説します。

 

■高卒就職の現状~大卒があたりまえの時代は終わった

「よい就職先から正社員の内定をもらうなら、大卒があたりまえ」という時代は終わり、就職先を求める高校生にとって、大学進学が必ずしもベストな選択肢とはいえなくなりました。自分の将来を考えたときに、あえて大学に進まず、高卒就職を選んだ方がよい場合もあるのです。

 

◆近年は高卒でも就職しやすくなっている

バブル崩壊後の日本では「高卒では仕事が見つからない」「正社員を目指すなら大卒」といわれ、大学進学が推奨され、「就職先を確保するためにも、大学に入学した方がよい」という考え方の人が多くいました。しかし、近年では高卒でも就職がしやすくなっており、高卒向け求人数は6年連続で増加しています。

 

◆高卒就職率と大卒就職率の比較

「新規学卒者就職率と就職後3年以内離職率」によると、平成30年卒の高卒就職率は98.1%、対する大卒就職率は98%となっています。ちなみに平成15年の調査では、高卒就職率が86.7%、大卒就職率が92.8%という結果が出ています。

 

以前は大卒の方が就職率が良かったものの、「大学に行かなければ就職が難しい」という状況が崩れ、近年は就職率にほとんど差が出なくなりました。高卒就職率は15年間で11.4%上昇。就職を希望する高校生の98.1%が、就職先を見つけられるようになったのです。

 

■高卒就職するメリット・デメリット

高卒で就職する場合には、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。以下の点を踏まえた上で、自分が高卒で就職すべきかを検討してみてください。

     

◆高卒で就職するメリット

①仕事のスキルを早めに取得できる

高校卒業後すぐに就職すれば、大卒者と比べて社会人経験を早めに積むことができます。
入社が早ければ、その分だけ仕事のスキルを早めに習得することができるでしょう。料理人など技術職に就きたい場合は、早いうちからスキルを磨ける高校就職も検討してみてください。

 

②将来に向けて早めに貯金し自立できる

大学に通うとなると金銭面での負担が気になるところです。高卒で就職すれば、早めに貯金を始めることができるでしょう。大学の学費もかからず、親に負担をかける心配もありません。

 

自分で収入を得られるようになれば、経済的にも自立することができます。若いうちから自由になるお金が手に入るため、資金を貯めて年齢の若いうちに結婚・出産をするなど、自分の人生を自分で決められるようになるでしょう。

 

③大卒よりも自分のために使える時間を長く持てる

なによりも一番大きなメリットは「大卒よりも自分のために使える時間を長く持てる」点です。大学生の場合、部活やサークル、旅行や遊びなどやりたいことが多々あれども、金銭的な問題であったり学業をおろそかに出来なかったりどうしても枷となる部分が存在します。

 

しかし、いち早く社会人になると毎月月給が支払われるので「仕事以外は自由に使える時間があり、かつ金銭的余裕も大学生よりもある」状態になります。休日に趣味や習い事にお金をかけるなど、より時間を有意義に使うことができるでしょう。

 

◆高卒で就職するデメリット

①高卒では入社できない会社がある

希望する会社があったとしても、学歴の条件次第では、入社できないケースがあることを知っておきましょう。どれだけ優れた人物であっても、募集条件が大卒以上となっていれば、応募するチャンスを得られません。

 

②大学への進学が必須の職種がある

希望の職種によっては、大学への進学が必須となるケースもあります。たとえば教師になるための教員免許状を取得するためには、大学へ進学し単位を取得しなくてはなりません。

 

大学のカリキュラムを修了し、国家試験に合格しないとなれない薬剤師の場合、受験資格を得るために大学に進学する必要があります。高卒者の場合は大卒者と比べると、就職先の幅が狭まってしまうことにも注意しましょう。

 

③大卒よりも年収が低くなるケースがある

職種によっては大卒と比べて初任給が低く、年収差が大きくなるケースもあります。同じ仕事内容であっても、大卒者との給料に差が出てしまうこともあるのが高卒就職のデメリットです。

 

■高卒の就職先におすすめの業界・職種

次の項目では高卒の就職先として、おすすめの業界と職種をご紹介します。以下の項目を参考にしつつ、自分の気になる業界を見つけてみましょう。

 

◆おすすめの業界

高校生におすすめの就職先としては、以下の業界が挙げられます。

 

・介護業界

・運送業界

・アパレル業界

・IT業界

・飲食業界

・建設業界

・公務員

 

少子高齢化が進む日本において、介護業界は慢性的に人材不足となっています。運送業界についても、インターネットで買い物する人が増えたことにより配送量が増え、人手が足りない状況です。このように、人材不足の業界であれば高卒大卒を問わず、雇ってもらいやすいでしょう。

 

また、接客スキルが求められるアパレル業界、プログラミング経験が必要なIT業界なども高校生の就職先としておすすめです。その他にも、体力に自信があるなら建設業界、料理人や店長を目指せる飲食業界、地域貢献と安定性が魅力の公務員など、さまざまな選択肢があります。

 

上記で挙げた業界はいずれも学歴が求められにくい業界になりますので、高卒者でも働きやすい業界になります。

 

◆おすすめの職種

職種としては、「営業・事務・専門職」などがおすすめです。詳細については、「高卒就職におすすめの職種はどれ?在学中に行う就活のポイントを紹介」で説明していますので、ぜひ参考にしてください。

 

■高卒の就職活動における流れ

高卒での就職をスムーズに進めるためにも、卒業前から就職までの具体的な流れを知っておきましょう。

◆4月~5月 準備期間

4月から5月の時点では、企業側も高校生側も準備段階です。企業側は自社の強みと求める人物像を確認し、名刺交換会を開催します。

高校生はこの時期に、自己分析や企業研究をしっかり行っておくとよいでしょう。本格的に企業とのやり取りが始まる前に、自分の就活の方向性をはっきりと定めておく必要があります。

 

◆6月 ハローワークへ求人票の提出がはじまる

6月には、企業からハローワークへ求人票の提出が始まります。高校生はまだ求人票を閲覧できないので、可能であれば去年の求人を使って、求人票の読み方を勉強しておきましょう。

 

◆7月~8月 求人票情報の解禁

7月にはいよいよ求人票情報が解禁されます。高校生は学校の先生を通じて、求人票の中から気になる職場の見学申し込みを行いましょう。
美容系の求人やホテルの求人、スポーツに携わる求人(製造販売業)など、一部の求人には人気が集まる可能性があるので注意が必要です。

 

この時期には、面接の練習や筆記試験の勉強など、選考開始に向けて準備を進めておきましょう。

 

◆9月 書類提出(5日~)、選考開始(16日~)

高卒就職では9月5日より応募受付が始まり、9月16日より選考が行われます。自分が気になった企業一社に対して、応募書類を提出します。その際、複数の会社に応募することはできません。直接会社へ書類を送るのではなく、学校の先生を通して応募するようにします。

 

■選考ルールにおける注意点

高校在学中での就職活動は選考ルールが非常に厳しく、行政・学校組織・主要経済団体の三者間でルールが策定されています。

特に注意しておきたいのが、高卒就職は「一人一社制」であるという点です。高卒就職では、複数の企業への応募ができない点に気をつけましょう。 

 

その他にも、内定が決まればその企業に必ず就職しなければならないというルールもあります。内定後に後悔のないよう、自分がどの企業の求人に応募すべきかを、慎重に検討することが大切です。

 

■まとめ

高卒で新卒入社する場合は、職業の幅が狭く、選択肢が少ないと感じるかもしれません。けれども、経験を積んでキャリアアップすれば、社内での活躍の場も徐々に広がっていきます。自分の望むキャリアを歩むためにも、「ジョブドラフト」で自分に合った求人を探してみてはいかがでしょうか