就職活動が始まると、職場見学、面接など会社の方とお話をする機会が増えてきます。その時に正しい敬語が使えるように今のうちから学んでおきましょう!
高校生の皆さんの中には、覚えるのが面倒!って思う高校生もいると思います。
今のうちから、正しい敬語を少しずつ覚えていき、敬語を使い慣れておきましょう。
敬語には大きく分けて3つの種類があります。相手との関係や行為、動作の対象によって使い分けましょう。
①「尊敬語」
自分よりも目上の立場にいる人の行為や動作、ものごとに対して、相手を立てて表現するときに使います。
②「謙譲語」
目上の立場にいる人に対して、自分の行為や、動作に関するものごとについて、へりくだって表現するときに使います。
③「丁寧語」
話や文章の相手に対して丁寧に表現したり、ものごとを美化して表現する時に使います。
就職活動の際、主に面接・職場見学でよく使う敬語や例文を紹介します。
面接や職場見学先の会社→「御社」 (履歴書に書く場合は「貴社」)
例文「御社でなら自分の英語力を活かせると思い志望いたしました」
見た→「拝見しました」
例文「御社のパンフレットを拝見しました」
聞いた→「うかがいました」
例文「先日、御社の会社説明会で○○とうかがいました」
分かりました・了解しました
例文「かしこまりました」
参考になります
例文「大変、勉強になりました」
言う→「申す・申し上げる」
申す
例文「○○(名前)と申します」(「○○と申し上げます」は使いません。)
申し上げる
例文「このような機会をいただきまして、お礼申し上げます」
「申し上げる」は自分が謙遜し、へりくだるときに使う言葉になります。
(申す・申し上げるは同じ「言う」と発言するときに使う言葉ですが、使い方が違うので気を付けましょう。)
面接の時や会社の方と関わる時に、正しい敬語が使えるように覚えましょう。
丁寧にしようとしすぎて二重敬語になっていたり、正しいと思って使っていた敬語が失礼になる言葉だったりと、間違った覚え方をしないように気を付けましょう。
敬語はマナーの1つです。面接官や会社の方に良い印象を与えられるよう、職場見学や面接で正しい敬語が使えるように事前に準備しましょう。
社会人になってから覚えるのではなく、高校生の間に正しい敬語をマスターすることで、社会に出たときも余裕をもって良いスタートが切れると思います。
職場見学も面接も、学校ではなく社会の場です。4月から社会人になる高校生は、学生気分ではなく社会人として就職活動に挑みましょう。
ぜひこの記事を参考にして、正しい敬語の使い方を覚えてくださいね。