就活講座・マナー

入社前に覚えよう!間違いやすい敬語をご紹介!

高校生であるみなさんは、同級生や先輩など身近な親しい人とお話しすることが大半だと思います。ですが社会人になると、さまざまな立場にある方とお話しする機会が増えてきます。
高校生の間はそこまで意識することのなかった敬語の使い方ですが、きちんと使えるようになると、今後就職して一緒に働く人たちや、お客様などに良い印象を与えることができます。
就職活動を機に、「敬語の正しい使い方」をバッチリ覚えていきましょう!

 


目次
1.正しい敬語の使い方って??

2.敬語の使いすぎには注意!!

3.尊敬語・謙譲語の使い方をマスターしよう!

4.正しい敬語の使い方をマスターしよう

 

 

 

正しい敬語の使い方って??

敬語は相手に敬意を表すために使う表現ですが、使い方を間違えると失礼な印象を与えることもあります。


【例1 】仕事を上司よりも先に終えて帰るとき
NG:ご苦労様でした。
OK:お先に失礼いたします。
一見丁寧な表現に見える「ご苦労様です」は、立場が上の人からの労いの言葉なので、部下が目上の人に対して使うのはNG表現です。
 
【例2】上司から自分に指示や連絡があったとき
NG:了解しました。
OK:承知しました。
「了解」は「相手の事情を思いやり理解する」という意味です。
相手を上から見て使う言葉なので、部下から上司・お客様など、目上の人に使うのはよくありません。

 

 

 

 

 

 

敬語の使いすぎには注意!!

「二重敬語」と呼ばれる敬語は、名前のとおり“敬語を二重で使う”ことを指していて、間違った使い方です。

 

⇓間違いやすい「二重敬語」⇓
・お+られる
・ご+られる
・謙譲語+いただきます
・役職+様

 

【例】「お」と「〜される」
NG:部長はお帰りになられました。
OK:部長はお帰りになりました。

 

【例】「ご」と「〜られる」
NG:ご覧になられる。
OK:ご覧になる。

 

【例】「謙譲語」と「いただきます」
NG:伺わせていただきます。
OK:伺います。
 

◆よくある間違いのため注意

社会人でも無意識に二重敬語を使ってしまう方は多くいます。
目上の方に対しては「より丁寧に接しよう!」とするあまり、つい敬語をいくつも使ってしまいがちですが、「敬語を何個も使う=敬意が高まる」という訳ではありません。
社会人になる前にしっかりと正しい敬語を理解して使えるようにしましょう。
が必要

 

 

 

 

尊敬語・謙譲語の使い方をマスターしよう!

敬語には大きく分けて尊敬語・謙譲語・丁寧語の3種類があります。その中でも「尊敬語」と「謙譲語」について説明していきます。


■尊敬語:相手を立てて、敬意を表す敬語
■謙譲語:自分がへりくだり、敬意を表す敬語
これらの敬語は、動作をする対象が相手か自分かによって使い分けをします。
 

【例】「行く」の敬語
■尊敬語(相手を立てる):会社へは何時頃いらっしゃる予定ですか?
■謙譲語(自分がへりくだる):会社へは何時頃伺いましょうか?

 

【例】「来る」の敬語
■尊敬語(相手を立てる):お客様がいらっしゃいました。
■謙譲語(自分がへりくだる):明日、貴社に伺います。

 

【例】「知る」の敬語
■尊敬語(相手を立てる):そのニュースはどこでお知りになったのですか?
■謙譲語(自分がへりくだる):こちらの内容は存じ上げております。
 

【例】「見る」の敬語
■尊敬語(相手を立てる):ご自由にご覧になってください。
■謙譲語(自分がへりくだる):資料を拝見します。

 

【例】「言う」の敬語
社内で使う場合
■尊敬語(相手を立てる):部長がおっしゃいました。
■謙譲語(自分がへりくだる):担当の○○と申します。
 

社外で使う場合(取引相手の会社に伝えるなどの場合)
■謙譲語(自分がへりくだる):部長が申しておりました。
 
 

★POINT:謙譲語はたとえ上司など“身内”の人間であってもその行動をへりくだる表現で、取引先やお客様に敬意を表す表現として使います。

 

 

 

 

正しい敬語の使い方をマスターしよう

社会人デビューに向けて、入社前から敬語の使い方を学んでおくと良いと思います。就職活動中の高校生は面接や職場見学などで実際に会社の方と関わるときに、正しい敬語を使えると好印象です。
普段から使っていた敬語が間違っていた⁉という可能性もあるので、この記事を参考に正しい敬語の使い方をマスターしましょうね!