高校3年生で就職活動をしている方の中には、9月の応募解禁から後れてスタートするので「今からでも就職、間に合うかな?」「募集している企業あるかな?」と悩んでいる高校生もいると思います。いざ就職活動を始めようとしても、何から手を付けていいのかわからず、悩んで時間だけが過ぎるのはとても勿体ない!
就職活動のスタートが遅かった……と諦めるのも、ちょっと待ってください。
秋以降の就職活動、まだまだ間に合います!
夏休み中に企業探しや職場見学をしていないから、秋以降に就職活動をしても間に合わない……なんてことはありません!もちろん「高卒で就職をしよう!」と動き出すタイミングが早いほど、落ち着いて就職先を探すことはできますが、秋以降でも高校卒業までに就職先を探すのは十分可能です。
今回の記事では、秋以降に就職活動を始めた方向けの「就職先から内定をもらうためのコツ」をご紹介します。
◆自分が働く“条件”を理解しよう
みなさんが高卒で就職する道を選んだことは何か理由があるはずですが、就職活動を始めたての時は「気になる会社はある?」「どんなところで働きたい?」と聞かれても「わからない……」となるのは当然です。
まずは、「将来の目標がある」「お金を稼ぎたい!」「一人暮らしで自立をしたい」……などなど、自分の気持ちを整理するところから。自分の考えや理由を整理してから、仕事内容や給与、休日、働く場所など、自分がこれで働きたい!と思える基準を見つけましょう。
◆高校生の就職活動の相談相手は誰?
高校生の就職活動は一人で進めるよりも誰かに相談した方簡単で、卒業までに就職先を見つける最短ルートにもなります。
可能であれば担任の先生や、進路指導の先生に自分が高卒で就職を考えていることを相談してみましょう!
◆高校生の就職用の求人票を見てみよう
「求人票」は就職活動の基本情報が全て記載されていますので、就職希望の高校生は必すチェックしましょう。
【実際の求人票】
働きたい基準が決まったら求人票を見て、なんとなく仕事内容(職種)に興味を持てる、もしくは給与や休日・福利厚生など働く条件に合ったところをチェックしていくと、働きたい会社の候補が絞り込めます。
画像の赤枠で囲っている部分は、仕事内容、就業場所、勤務形態、給与情報、休日日数といった、高校生が就職活動の際によく見ているとされる条件です。
就職活動の企業探しで必須となるポイントをしっかり押さえて、自分に合った条件の求人を見つけていきましょう。
秋以降の就職活動は一人二社まで(地域によっては三社まで)複数応募・推薦が可能になるので、それを踏まえた企業選定もできます。
◆高校生の就職活動では職場見学に行ってみよう
高卒就職で必要な求人票は文字ばかりで、会社の雰囲気までは感じることはできません。
そのため、就職を希望する企業には応募前に職場見学をして、自分の目で就職する職場を確かめることが大切です。
職場見学をしてその企業で働いている人の雰囲気や、仕事現場などを実際に確認することで、就職後の「こんなはずじゃなかった!」というミスマッチを防いでいきましょう!
◆高校生の就職に必要な応募の準備
高卒で就職したい企業が見つかれば、次は応募の準備です。
高校生のみなさんが企業に応募するためには、まず「履歴書」を用意する必要があります。自分がどんな人物なのかを伝えるための大切な書類なので、書く前にしっかりと内容を準備してから取り掛かりましょう。また、履歴書には必須となる証明写真の準備も忘れずに!
◆高卒就職の筆記試験の準備
求人票には、就職試験時の筆記試験の有無が明記されています。
企業によって、SPI(適性検査)や作文、一般常識といった筆記試験がありますので、事前に確認をすると試験対策ができます。SPIは書籍で対策したり、作文は先生に添削してもらったりして準備していきましょう。
◆高卒就職に必須の面接準備
また高校生の就職活動では、どの企業も必ず「面接試験」があります。
就職面接の際に「どうしてその企業で働きたいと思ったのか?」という志望動機を伝えられるよう、しっかりと履歴書の内容を合わせて事前準備をしておきましょう。さらに面接試験に向けて、挨拶やお辞儀の仕方、質問の受け答えをスムーズにできるような面接練習をしておくと良いです。
面接の準備は大変ですが、事前にしっかりと企業への理解を深めて、質問に対する答えを練習する対策で、面接当日は緊張せずに失敗するリスクを低くすることができます。面接突破に向けて自信をつけるためにも、しっかりと準備をしておきましょう。
高校生の就職活動には、たくさんの不安が付きものです。
秋以降でも、就職活動の動き出しが早ければ早いほど就職先をじっくりと考えられて、就職試験の準備をする時間もつくれます。1日でも早ければ、応募できる高卒求人の選択肢も広がるので、
「高校生の就職活動って、まずは何をしたらいいのかわからない……」
「今からでも卒業までに就職するの間に合うかな?」
と不安になったら、周りに相談できる人を見つけて、高卒求人の求人票をみてみましょう。すぐに行動に起こすことが大切です。