
【秋から始める就活】二次募集で内定を獲得するためのポイントを紹介!
高校3年生の皆さんの中には、進路変更などにより9月中旬の選考解禁日以降から就職活動を始め「今からでも内定はもらえるのか?」「どんな企業が二次募集をしているのか?」と不安を感じ悩んでいる方もいると思います。
ですが、諦めずに正しい準備と対策を進めることができれば、二次募集でも十分に内定を獲得するチャンスはあります!
今回の記事では、秋以降の就活でも内定を目指せる具体的なコツや心構え、応募準備の流れをこれまでの記事と合わせて紹介していきます。
二次募集の特徴を理解し、落ち着いて就職活動を行えば、秋以降でも高校卒業までに就職先を見つけることは十分可能です。この記事を読んでこれからの就活を成功に導くためのポイントをしっかり押さえましょう。
- 目次
- 1.秋以降の就活は「遅すぎる」わけではない!
- 2.就活では自分の条件を整理することが大切
- 3.求人票を活用した求人探しのポイント
- 4.内定への近道は「履歴書」と「面接対策」がカギ
- 5.職場見学を利用してミスマッチを防ぐ
- 6.まとめ:秋以降からの就活でも内定は十分狙える!
1.秋以降の就活は「遅すぎる」わけではない!
秋以降に就活を始めると、職場見学がしやすい夏休みの期間を逃してしまったり、9月中旬の選考解禁に間に合わず、「もう間に合わないのでは……」と焦ってしまう高校生もいるでしょう。
しかし秋以降でも二次募集などを実施している企業もあり、都道府県によっては10月・11月以降は複数の企業への応募が可能(※1)になるので、それを踏まえた企業選定もできます。
※1…高卒就職情報WEB提供サービス「◆都道府県高等学校就職問題検討会議における申し合わせ等(令和8年3月卒業者の応募・推薦について)」
重要なのは「就活スタートが遅い」ことを理由に諦めるのではなく、より効率的に情報を集めて、条件に合った求人を逃さずチェックすることです。 秋以降にも募集を出している企業側も、年度内に必要な人材を確保したいため内定を出す意欲があります。
タイミングを気にしすぎるよりも、今からできることに集中して行動しましょう。
2.就活では自分の条件を整理することが大切
就活を始めたばかりの頃は、「どんな会社がいいのか」「働きたい職種は?」と聞かれても答えに困ることが多いと思います。そこでまずは、自分が働くうえで譲れない条件を整理しましょう。
・将来の目標や夢があるか
・どの地域で働きたいか(地元?上京?)
・休日や勤務時間の希望はどの程度か(土日休み?シフト制?)
・お給料や福利厚生の最低ラインはあるか(ボーナスの有無や各種手当など)
などなど、こうした条件を明確にすることで、求人票の中から自分に合う会社を効率的に探せるようになります。
3.求人票を活用した求人探しのポイント
二次募集は、一次募集での選考を経て、追加で人材を確保したい場合に行われることが多いです。
そのため、応募可能な企業数は減ってしまうこともありますが、その分採用された高校生も就職活動を終えるため、競争率が低くなっている可能性があります。この時期の求人で重要なのは、条件の確認と企業の働く環境をしっかり理解することです。
特に求人票には仕事内容、給与、勤務地、休日数、勤務時間など重要な情報がすべて載っているので、求人票の見方をマスターし自分の希望条件を満たしつつ、興味が持てる会社をリストアップしましょう。
【二次募集でチェックしたいポイント】
・応募条件(資格等)が自身と合っているか
・勤務地、通勤手段に無理がないか
・職場見学など、会社の雰囲気や実際の仕事内容の理解を深める機会があるか
二次募集の求人は動きが速いことも多いので、見つけたらすぐに応募準備に取り掛かることが重要です。
求人票の詳しい見方については、こちらで詳しく解説していますのでぜひチェックしてみてくださいね。
【高卒就活の基本】求人票の見方とチェックポイントをわかりやすく解説
4.内定への近道は「履歴書」と「面接対策」がカギ
競争率が低い=採用されやすくなる、というわけではありません。二次募集からの就活でも、内定を勝ち取るにはしっかりとした準備が必要です。
履歴書はただ形式的に書くのではなく、自分の魅力ややる気が伝わるように、そして誤字脱字に気をつけながら丁寧に書きましょう。履歴書に添付する証明写真も、身だしなみを整えて清潔感を意識しながら撮影しましょう。
履歴書に書く志望動機は、なぜその会社で働きたいのか、どんなことに挑戦したいのかを明確に伝えられるようにしましょう。
自己PRも、過去の経験や自分の性格をもとに整理し、読みやすい文章を心がけてみてください。
↓履歴書について詳しく解説している記事はコチラ!↓
高校就活の履歴書で注意すべきポイントを紹介!
履歴書の証明写真で気をつけるポイントを紹介!
次に面接の準備です。面接の場では緊張してうまく話せなくなってしまったり頭が真っ白になってしまうこともあるので、面接本番前に学校の先生や家族に手伝ってもらいながら模擬面接を何度も行なって、挨拶などの基本マナーや質問への受け答えをスムーズにできるように練習しておきましょう。
面接時の質問では、「志望動機」「自己PR」「高校生活で頑張ったこと」など、履歴書に書かれた内容を深掘りするような内容がよく聞かれるため、練習時に履歴書との矛盾がないかなどしっかり確認しておきましょう。
↓就職試験の対策記事はコチラ↓
①面接の流れ・マナー編
②評価ポイント・NG対策編
また、面接では第一印象がとても大事です。
コミュニケーションにおける相手の印象は言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%を占めているとされる「メラビアンの法則」というものがあり、話の内容よりも見た目や声の影響が約9割を占めることが分かっています。
身だしなみや言葉遣いもしっかりと確認し、第一印象を良くしましょう。
関連記事:面接は第一印象が大事!身だしなみで気をつけたいポイントを紹介
5.職場見学を利用してミスマッチを防ぐ
せっかく内定を貰って入社できても、実際に働いてみて「思っていたのと違った」というミスマッチが起きてしまうと、早期離職に繋がってしまうため自分にとっても企業にとっても避けたい事象です。
そこで求人票だけで判断せず、応募前に職場見学が可能な企業の場合は、積極的に職場見学に参加することが大切です。
職場見学では実際の職場の雰囲気や働く人の様子など、求人票には書かれていないことを自分の目で確認でき、質問も直接できるため不安や疑問点を解消できます。
これにより入社後のギャップによるミスマッチを減らし、安心して働き始められることができるでしょう。
↓職場見学について詳しく解説している記事はコチラ!↓
高校生の就職活動を成功に導くためのポイント
6.まとめ:秋以降からの就活でも内定は十分狙える!
秋からの就職活動でも「就活のスタートが遅れてしまった」と落ち込まず、1日でも早く行動することが内定獲得へのポイントです。
就職活動の動き出しが早ければ早いほど、応募できる高卒求人の選択肢も広がって就職先をじっくりと考えられ、就職試験の準備をする時間も増えるので、今できることに集中して取り組みましょう。
二次募集の求人は地域や職種によっても数が変わるため、早めに情報収集を始めることがとても重要です。担任の先生や進路指導の先生、家族などにも相談しながら、自分に合った内定先をぜひ掴んでください。
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