就職活動を控えている高校生の皆さんは「社会に出て仕事をする」とということについて、どのようなイメージを抱いていますか?
仕事は生きていくうえで非常に大切な意味を持っており、生活するための給与を得たり、自分がやりたいことを表現するための手段でもあります。
今回の記事では「社会人として働くとはどういうことか」「正社員とアルバイトの違い」などを説明していきます。
社会に出て働くにも、様々な雇用形態(働き方)があります。
・会社で「正社員」として働く
正社員の場合……基本的におよそ週5日、毎日8時間勤務(フルタイム)で働きます。
給与については、「基本給」として、あらかじめ1か月間の勤務で得られる給与が決まっており、残業や休日出勤をした場合、基本給に加え残業代として給与がプラスされる雇用形態です。
高卒就職の場合、初年度は額面(※1)で約18.2万円程の給与をもらうことができます。
※1. 給与明細に書かれているお金の合計
参照:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況」
・時給勤務の「アルバイト」として働く
アルバイトの場合……基本的に決められた出勤日数や時間はなく、組まれたシフトを基に働きます。
給与については、時給1,000円で週5日勤務を毎日8時間行い、月に20回出勤した場合、毎月16万円の給与を得られる。といったように、時給で給与が決まる雇用形態です。
アルバイトで正社員と同じ額の給与を貰いたい場合、時給によっては更に長い時間働く必要があり、プライベートに使える時間も少なくなってしまいます。
「好きなことを仕事にする」というのは、とても大切なことであり難しいことです。
給与を増やすためにより多くの時間を仕事に使うようになると、場合によっては健康状態に支障をきたしてしまうリスクもあります。
好きなことをして生きようにも、そのためのお金を稼げなければ生活の維持だけで精一杯になってしまうので、目先のことだけを考えず、将来を見据えた人生計画を立てていきましょう。
好きなことを仕事にするという難易度の高さに、正社員を諦めかけていませんか?近年では社員の副業を認めている会社も増加しており、正社員として働き安定した給与で余裕のある生活を確保しつつ、余暇を活用した副業で自分の夢を叶える方も多くなっているため、諦めるのはまだ早いです!
もちろん副業OKの会社でも、社会人として本業をしっかりこなす必要がありますし、ある程度の規約もあります。その中でも以前に比べれば“価値観の多様性を認める社会”になりつつあるのは、紛れもない事実です。
アルバイトは正社員に比べて自由度が高いと思いがちですが、正社員は厚生年金や福利厚生など、アルバイトにはない恵まれた条件が存在しています。
アルバイトと正社員を比較するには、勤務時間や給与だけなく家賃補助や交通費支給といった各手当、社会保障などの生活の保証や福利厚生といった広い視野で考える必要があります。
社会人として働くとは、自分の夢に進んでいくための重要なステップです。自分のやりたいことや将来をしっかり考えて、正社員orアルバイト等の雇用形態や仕事を選択していきましょう。