高校生になって遊びやバイトなど、楽しみの幅が広がった人も多いと思います。そんな中で、ついつい学業を疎かにしてしまっていませんか？

高校生が進級や卒業をするには「単位」が必須です。決められた単位を取得できなければ、最悪の場合留年をすることも。高校生は「学業優先」であることを忘れずに、しっかり単位を取得して卒業を目指しましょう。

そのために、今回は、いつまでの高校の成績が必要なのか？高校卒業後、就職希望の高校生が単位が足りないとどうなってしまうのか？を解説します。

• 目次
• 単位が足りないと就職活動に取り組めないって本当？
• 高校卒業に向けて単位が足りないと、どうなる？
• 高校卒業後の選択肢を広げるためにも単位は必ず取得しよう
• 就職には高校3年生の1学期までの成績が大事

■単位が足りないと就職活動に取り組めないって本当？

本当です！なぜなら・・・
まず何よりも、高校生は学校生活の中で学業が最優先となっています。高校では学期ごとに出席日数やテストの結果を踏まえて「成績会議」が実施され、基準を満たして初めて単位の取得ができます。

就職活動は、卒業が見込める一定数の単位が取得できていないと、せっかく就職の意志があっても就職活動を進める許可が下りないので、注意が必要です。
単位を取得してある程度卒業見込みの状態でないと進めることが難しいため、卒業に向けて単位を落とさずに過ごすことが大切です。

■高校卒業に向けて単位が足りないと、どうなる？

中には「勉強が嫌いだから就職をしたい」という考えの人もいると思いますが、就職には少なからず学校の成績も関わってきます。
高校は小中学校と違い、教科ごとのテストをクリアして単位を取得しなければ、進級も卒業もできず留年することになってしまいます。テストで赤点を取った場合は単位取得のために、放課後に補習を受けなくてはならないので、結果次第では高校在学中に就職活動に取り組む時間が無くなってしまう可能性があります。

また、内定後に単位が足りないと発覚することが稀にあります。そうなると、そもそも卒業ができず、内定取り消しになってしまうので、気をつけましょう。

■高校卒業後の選択肢を広げるためにも単位は必ず取得しよう

高校1，2年生の頃は学校生活が楽しく、卒業後の進路を決めていなくて将来のことを深く考えずに、勉強や単位取得を後回しにしてしまった時もあると思います。ですが、卒業間近になって焦っても過ぎた時間と失った単位は戻ってきません。

就職活動を始める時期になって、卒業出来ない状況になることで後悔するのは避けたいところです。進路を就職にしたなら、まずは先生に現時点で卒業に必要な単位が足りているか相談してみましょう。そして、卒業後の進路選択の幅を狭めないためにも、日々勉強が第一と思ってしっかりと単位を取得しておきましょう。

■就職には高校3年生の1学期までの成績が大事

高校生の就職活動は毎年9月上旬に応募開始、中旬から選考が解禁されるため、就職活動ができるかどうかは高校3年生の1学期までの成績が大事なのです。

それまでに単位を取得できなければ補習や勉強をせざるを得ない状況になり、就職活動へ時間を費やすことができなくなってしまいます。また、就職活動ができる許可が学校から出ないので結果的に就職活動が出来ません。自分の望む未来に近づくためにも、高校卒業後は進学ではなく就職したいと思った場合は、必ず取得単位数の確認をしておきましょう。