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「五月病」とは?就活前に知っておきたい心のメンテナンス術

就活講座・マナー

「五月病」とは?就活前に知っておきたい心のメンテナンス術

新年度を迎えて約1ヶ月、ゴールデンウィークが明けたあたりから「なんだか身体が重い」「学校や仕事に行くのが憂鬱だ」と感じることはありませんか?

 

これは、多くの人が経験する「五月病」という状態かもしれません。今回は、これから社会に出る高校生の皆さんや働き始めたばかりの方に向けて、五月病の正体と、無理なく社会人生活を続けていくための心の持ち方についてお話しします。

 

 

新社会人を襲う「五月病」の正体

五月病とは、4月に進学や進級、あるいは新社会人として就職し、気合を入れて頑張りすぎてしまったり緊張していた反動で、5月の連休を境にエネルギーが切れてしまう状態を指します。

 

特に高校生活から社会人になると、生活リズムはガラリと変わります。決められた時間に遅れず出勤し、上司や先輩に気を配り、初めての業務に頭をフル回転させる……。そんな「常に気を張っている状態」が続くと、脳も体も知らず知らずのうちに限界を迎えてしまうのです。

 

よくあるサインをチェックしよう

「ただの甘えかな」と結論付ける前に、自分の状態を客観的に見てみましょう。

  • 朝、布団から出るのがとにかく辛い
  • 学校や職場に着くと動悸がしたり、胃が痛くなったりする
  • 以前は楽しかった趣味に興味が持てない
  • ミスが増えたり、先生や上司の指示が頭に入ってこない

 

これらは、心が発している「今は休んで」というSOSです。

 

なぜ新社会人は五月病になりやすいのか

高校生から社会人への変化は、人生の中でも最大級の転換期です。特に以下の3つの要因が重なりやすいと言われています。

 

1. 適応するためのエネルギー消費が激しい

適応とは、新しい環境に自分をなじませることです。職場には、学生時代にはいなかった幅広い年代の人がいます。言葉遣いやビジネスマナー、社内のルールなど、覚えるべきことが山積みです。この「なじもうとする努力」は、想像以上に大きなエネルギーを消費します。

 

2. 理想と現実のギャップ

「入社したらバリバリ活躍したい」と意気込んでいたものの、入社から約1ヶ月の中ではほとんどが研修や電話応対など地道な仕事ばかりで、イメージとのギャップや自分の無力さを痛感することがあります。逆に、思っていたよりも責任の重い仕事を任され、「自分には無理だ」と圧倒されてしまうパターンもあります。

 

3. 「良い子」でいようとしすぎる

新入社員のうちは、誰だって周囲に良く思われたいものです。返事をハキハキしたり、頼まれたことを断らずに引き受けたり。そうして無理に作った「理想の新人像」を演じ続けることで、心がガス欠を起こしてしまいます。

 

社会人1年目を乗り切るための心のあり方

五月病だと感じたとき、無理に自分を奮い立たせる必要はありません。大切なのは、壊れてしまう前に心のメンテナンスをすることです。

 

「100点」ではなく「合格点」を目指す

社会人の仕事は、学校の勉強のようにテストで100点を取ることだけが正しいわけではありません。
新人のうちは、まずは「毎日決まった時間に出勤する」「明るく挨拶をする」ができれば十分合格点です。
仕事は最初のうちは完璧にできなくて当たり前です。「もっと頑張らなきゃダメだ」ではなく「ここは良くできたな」と自分へのハードルを少し下げてあげましょう。

 

仕事とプライベートで心の切り替えをする

真面目な人ほど、家に帰ってからも「明日の段取りはどうしよう」「あの時あんな言い方をしなければ良かった」と仕事のことを考えたり、その日の行動を振り返って反省点ばかり考えてしまいます。
家に着いたら仕事のスイッチを強制的にオフにしましょう。美味しいものを食べたり、趣味に没頭したり、ゆっくりお風呂に浸かったりして、自分のためだけの時間を1時間でも確保してください。

 

仕事の悩みを外へ吐き出す

仕事についての悩みは、社内に相談できる同僚や先輩がいれば一番ですが、新人のうちはハードルが高いかもしれません。
そんな時は、地元の友達や家族、学校の先生に連絡してみるのも一つの手です。
「実は私も仕事が辛いんだ」という仲間の声を聞くだけで、「自分だけじゃないんだ」と肩の力が抜けるはずです。

 

就職を希望する高校生の皆さんへ

この記事を読んでいる就職希望の高校生の皆さんは、「社会に出るのが怖くなった」と感じたかもしれません。でも、安心してください。
五月病になるということは、それだけあなたが新しい環境で頑張った証拠でもあります。
ですが、「五月病にならなかった=仕事を頑張っていない」というわけではありません。
五月病にならなくても、それは自身で心身のコントロールができている証です。
これから就職活動に臨むにあたって、自分が困ったり悩んだりした際、そのことを誰に話すかを今からイメージしておきましょう。
辛くなった時に相談しようと思える場所があるだけで、社会人生活の不安が減り、安心感が大きくなります。

 

まとめ

社会人人生は、定年を迎えるまで何十年も続く長いマラソンのようなものです。最初の1ヶ月から全速力で走り、早くに力尽きてしまうのはもったいないことです。
もし5月になって「しんどいな」と感じたら、それは日々の生活のペース配分を見直そうという脳からの合図であり、自分を責める必要はありません。
少し立ち止まって深呼吸をし、帰りに美味しいものを買って食べたり、気になっていた服を買ったり、1日だけ家事をサボって自分の好きなことをしたり、普段より早めに寝て睡眠をしっかり取ったり。そうやって自分を大切にしながら、自分なりのペースで社会という新しい舞台に慣れていってくださいね。

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