
【高校生コラボ企画】自分の手で紙の質感を変えられる!?株式会社大和紙工業に高校生が行ってきた!
※こちら記事は一ツ葉高校代々木キャンパスの生徒2名が実際に職場見学・記事の執筆を行ったコラボ企画です
はじめに
「高校を卒業してすぐ、社会に出て働く」。そう聞くと、なんだか遠い世界のように感じると思います。
実際、私たちもそうでした。「会社で働くって大変そうだし、高卒で働くメリットってなんだろう」。そんな疑問を解決すべく、実際に高卒生を積極的に採用している大和紙工業さんに、お話を伺いに行きました。
株式会社大和紙工業ってどんな会社なの?

株式会社大和紙工業
・所在地 埼玉県和光市
・従業員数 40人
印刷媒体に耐久性・美しさを与え、人間力で社会と環境に貢献しようと働いています。
主に印刷媒体に特殊加工を施しています。例えば、ポスターのデザインによって表面に光沢を与える「グロス加工」や、一部に水分を吸いやすくする加工を施す「水出し加工」をして、全国に笑顔を届けています。
水出し加工では下記画像のように紙を水につけることで、それまで見えていなかった文字が浮かんできたりします。

ただの紙が高級品に!プロのラミネート加工を体験しました


今回、私たちは紙のラミネート作業を行いました。
ラミネート用のフィルムが巻いてある、筒のついた大きな機械に紙をセットし、熱の力でフィルムと紙をくっつけます。紙が機械に巻き込まれていき、ラミネートされた状態で出てくるのはとても新鮮で面白かったです。

ラミネートされた紙の端にカッターで切れ込みを入れ、余分なフィルムを取り除く作業が特に難しかったです。
真っ直ぐに切り込みを入れたはずなのに、いざ切り取ってみると、なぜかフィルムがギザギザになっていたり……やり方は社員の方と同じはずなのに!と悔しかったですが、これが経験の差なんだと感じました。
最後に未加工のものと加工済みのものを見比べてみたのですが、その差に驚きました。
光に当ててみると、ツヤ加工をしたものは光が反射してキラキラしたり、マット加工をしたものはサラサラとしたラグジュアリーさを感じられたり、ただ印刷された紙だったものが、こんなにも色々な表情を見せてくれるんだなぁと感動しました。自分で加工した分、自分の手でこんなことができるんだなぁと感動もひとしおでした!
紙や写真の雰囲気や受け取れる情報が加工前とは全然違っていて、本の表紙などの加工は売り場での商品の魅せ方として、とても大切な工程なのだと気づきました。
人事担当の秋山さんに話を聞いてみたよ

・仕事は複雑そうだが、どれくらいでできるようになりますか?
秋山さん:機械操作自体は、1年半ほどで習得可能です。フォローアップまで含めると、一人前になるには5年ほどかかります。
・同じ部署でも加工ごとに担当者がいるのですか?
秋山さん:基本的には一人ひとりに機械を任せる担当制です。それぞれが自分の機械を責任を持って担当しています。
・高卒採用は工業系の高校出身の方が多いですか?
秋山さん:普通科の全日制・通信制高校出身の方が多く、定時制の方もいます。社長の考えで、業界経験者はあえて採用せず、全員新人から育てる方針です。
・未経験者のみを採用するメリットはなんですか?
秋山さん:ベテランの方だと独自のやり方があったりして教えにくいことも多いですが、未経験の方は素直に学んでくれて、吸収も早く、教えやすいのがメリットです。
高卒の先輩社員の小池さんに話を聞いてみたよ

・仕事は複雑そうですが、どれくらいでできるようになりましたか?
小池さん:助手として働くことで、2〜3か月程度で基本業務はできるようになりました。フィルム交換などの難しい作業を任せてもらえた時は嬉しかったです。
・18歳で社会人になるメリットはなんですか?
小池さん:年上の人と話すのが苦手でしたが、年齢の違う人と話す機会が増えたことでコミュニケーション力が身につき、今後の人生に役立つと感じています。10〜20歳年上の人たちと話せるようになったことは、社会に出て働く上でとても大きいと思います。
まとめ

今はAIが普及していることもあり、作業効率を高めるためにも、機械の作業をしているのはAIだと思っていましたが、多種多様な加工方法に合わせて担当している従業員さんが一人一人いることを知りました。
また、それらの作業で一人前になるには5年もかけないといけないということを知り、やはり「仕事」とは大変なものなのだと改めて感じました。
もしこの記事を読んでくれている高校生が、進学ではなく就職の道に進むのなら、ジョブドラフトを用いて、自分に合った職業を見つけて、職場見学に行ってみると見える景色が変わるかもしれません。
協力企業
株式会社大和紙工業 さま
