
入社前に知っておきたい!仕事で使えるAIとの正しい付き合い方
就職予定の高校3年生のみなさん、いよいよ4月から社会人生活がスタートしますね。
入社前の準備というと、スーツや身だしなみ、ビジネスマナーを思い浮かべる人が多いかもしれません。実はもう一つ、今のうちに知っておくと入社後に差がつくポイントがあります。それがAI(人工知能)との付き合い方です。
最近では、多くの企業でAIツールが業務の中に取り入れられています。使い方を間違えるとトラブルの原因になりますが、正しく使えば仕事を助けてくれる心強い存在です。
今回は、高校生でも無理なくできるAI活用法と、就職後に仕事で使うときの注意点を紹介します。
- 目次
- 1. まずは気軽に使うことから始めよう
- 2. 仕事でよくある場面でのAI活用例
- 3. AI使用で気をつけたい行動
- 4. AIを使える=仕事ができる、ではない
- 5. 大切なのは「AIを使う前」の自分を育てること
- まとめ
1. まずは気軽に使うことから始めよう
AIと聞くと、「難しそう」「特別な知識が必要そう」と感じると感じる高校生もいれば、「普段からchatGPTなどのAIを活用している」という高校生もいるかもしれません。
これまでAIツールを利用したことがないという高校生でも。スマホやタブレット・PCを使って、気軽にこれからの新社会人生活に活かすことが可能です。
たとえば…
・メールや連絡文の文章を考えてもらう
・敬語が合っているかチェックする
・わからない言葉や仕事用語を説明してもらう
といった使い方なら、今日からでも始められます。
2. 仕事でよくある場面でのAI活用例

入社後、「どう書けばいいかわからない…」と悩みやすいのが文章作成です。そんなとき、AIは下書き作成に役立ちます。
次に様々な活用例を紹介しますが、前提として、AIに指示する際は必ず機密情報や個人情報は入力せず、表現をぼかしましょう。
・AIの活用例について
会議や打ち合わせの内容をまとめる「議事録」や、上司や先輩への報告文や、お客様や社内に送るメールなど、業務で文章を作成する場面が多くあります。「何を書けばいいかわからない」「要点がまとまらない」と悩む人も少なくありません。そのような時にAIを活用して相手が読みやすい文章にまとめることができます。それぞれのシーンに合うプロンプトを入力し、文章を作成しましょう。
議事録のプロンプト例
・「以下のメモを、社内向けの議事録としてまとめてください。」
・「 決定事項・今後の課題・次回までの対応が分かるようにしてください。」
議事録は「会議に参加していない人が読んでも分かること」が大切です。 AIを使うことで、整理の時間を短縮しつつ、自分で考えてまとめる力も身につけることができます。
報告文や連絡文のプロンプト例
・「以下の作業内容を、上司に提出する社内向けの報告文として簡潔にまとめてください。」
・「今日行った作業・現在の進捗・明日の予定が分かるようにしてください。」
報告文は、内容だけでなく「伝え方」も評価されます。AIを使って文章の形を整えつつ、正確に伝える意識を持つことが大切です。
メール文のプロンプト例
・「取引先の担当者に、打ち合わせの日程調整を依頼するメールを作成してください。候補日は〇月〇日の14時以降、または〇月〇日の終日です。」
・「社内の他部署の方へ、資料作成の依頼を断るメールを書いてください。丁寧かつ、角が立たない表現にしてください。」
メール作成で大切なのは、スピードと丁寧さの両立です。AIを活用することで、文章作成にかかる時間を短縮し、その分「相手に何を伝えるべきか」という内容の精査に時間を割くことができます。
注意点
AIが作成した文章をそのまま送信するのは避けましょう。
内容に抜けやズレがないか、特に名前の誤字や敬語の過剰な表現、また機密情報や社外秘の情報が含まれていないかの確認は必須です。
自分自身で内容をきちんと理解したうえで、表現を整えたり追記したりしましょう。
3. AI使用で気をつけたい行動
AIはとても便利ですが、便利だからといって使い方を間違えるとトラブルにつながることもあります。 業務上で使用する際は、以下のことに気をつけましょう。
やってはいけないNG例
・会社の機密情報や顧客情報を入力する
・AIが作った文章を確認せずに提出する
・会社のルールで禁止されているのに使用する
情報は必ず確認する習慣をつけよう
AIはとても便利ですが、すべて正しい情報を出すわけではありません。
・数字や事実関係は合っているか
・自分の会社や状況に合った内容か
・社外に出して問題のない表現か
これらは必ず自分の目で確認しましょう。AIは「考えるのを代わりにやってくれる存在」ではなく、考えを整理するためのサポート役として使うことが大切です。
4. AIを使える=仕事ができる、ではない
最近はAIを使える人はすごいと思われがちですが、本当に評価されるのはAIを正しく使える人です。
「下書きはAIに任せて、浮いた時間で中身を深く考える」など、最終的に考えることや判断をするのは自分であり、AIはあくまで補助ツールというバランスを意識しましょう。
5. 大切なのは「AIを使う前」の自分を育てること
AIを効率的に使うことは重要ですが、まずは自分の頭で考え、業務の知識を身につけることが第一です。
特に社会人としてのキャリアをスタートさせたばかりの時期に、最初からAIに頼りきってしまうのは非常に危険です。自分で考えるプロセスを飛ばしてAIの結果のみを使っていると、知識が定着せず、AIがなければ何も生み出せない指示待ち人間になってしまう恐れがあります。
AIを本当の意味で武器にするために、正しさを判断する知識を身につけましょう。AIの回答が正しいか、会社の状況に合っているかを判断するのはあなた自身です。
そのためには、日々の業務を通じて基礎知識をしっかり蓄えることが不可欠です。自分の知識という土台があってこそ、AIは初めて強力なツールになります。便利な道具を使いこなす前に、まずは自分自身の考える力を磨いていきましょう。
まとめ
AIを使うことは、サボることでもズルをすることでもありません。正しく使えば、仕事の効率を上げ、自分の成長を助けてくれる道具です。
入社前の今だからこそ、「文章を考えてもらう」「わからない言葉を聞いてみる」など、そんな小さな使い方から慣れておくことがおすすめです。しかし、AIに頼り切るのではなく、業務の基礎知識を蓄えることが最も重要です。AIとうまく付き合いながら、社会人生活のスタートを切りましょう。
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