
就職後の仕事のストレスとメンタルケアについて〜高卒で働き始めるあなたへ〜
就職活動がひと段落し、半年後にはいよいよ社会人として新しい一歩を踏み出そうとしている就職希望の高校生の皆さん。
仕事では学校とは違い、責任や人間関係、仕事の難しさなど、さまざまなストレスがかかることがあるため、期待と不安が入り混じった気持ちでいるかもしれません。
今回は高卒で就職する皆さんに向けて、仕事のストレスとうまく付き合い、メンタルを健康に保つためのポイントをお伝えします。
- 目次
- 1. 仕事のストレスって?
- 2. ストレスを溜めすぎるとどうなる?
- 3. ストレスを感じたときのセルフケア方法
- 4. 職場でのストレスを減らすコツ
- 5. もしストレスが大きくなったら
- 6. おわりに
◻︎仕事のストレスって?
仕事のストレスとは、仕事の内容や環境、社内や客先での人間関係などに起因する精神的・肉体的な負担のことです。
初めての職場環境に慣れない、上司や先輩とのコミュニケーションがうまくいかない、ミスをして叱られた、覚えることが多くて疲れる、などの経験は多くの新卒者が抱えやすい仕事上のストレスです。
◻︎ストレスを溜めすぎるとどうなる?
ある程度のストレスは、適度な緊張感となって仕事をがんばる原動力になることもあります。ただし、ストレスが長期間続いたり強くなったりすると、体調を崩したり集中力の低下、やる気を失ったりすることがあります。
さらには、心の不調からうつ状態や睡眠障害などの症状が現れることも珍しくありません。
つまり、ストレスは仕事をするうえで完全に避けられないものではありますが、そのまま放置すると自分を苦しめる原因になるため、早めの対処がとても重要です。
◻︎ストレスを感じたときのセルフケア方法

1.まずは気持ちを整理する
毎日感じていることをノートに書き出してみましょう。何が嬉しかったのか、何がつらかったのか、どう感じているのかを言葉にすることで、自分の感情を客観的に見つめることができます。 ただし、つらい感情やイライラなどは、書き出している内に逆に負の感情が増してしまうこともあるため、そう感じた場合は一度書くのをやめて冷静になることも大事です。
2.休息をとる
疲れたと感じたら、無理をせずに適度に休みましょう。趣味や好きなことに時間を使ってリフレッシュすることも大切です。
そういったものが思いつかない方は、陽の光を浴びながら散歩をしたり、いつもより沢山眠るだけでもリフレッシュになるのでおすすめです。
ジョブドラフトでは息抜きにおすすめの本も来週から紹介していく予定ですので、こちらもぜひ読んでみてくださいね。
3.生活リズムを整える
十分な睡眠、バランスの良い食事、適度な運動は心身の健康維持に欠かせません。特に睡眠はストレス解消の基本なので、毎日規則正しい生活を心がけましょう。
4.誰かに相談する
家族や友人、信頼できる先輩や上司に話すことで、気持ちが楽になることがあります。話すことで解決策が見つかる場合も多いです。
5.小さな成功体験を積む
最初から完璧を目指さず、少しでも出来たことに目を向けましょう。仕事でのわずかな成長や褒められたことを認めることで自信がつきます。
◻︎職場でのストレスを減らすコツ

・コミュニケーションを大切に
仕事での疑問点や困ったことは早めに上司に相談しましょう。初めは何もわからなくて当然です。黙って抱え込むより、話すことで解決の糸口が見つかります。
・目的を持って仕事に取り組む
自分がなぜその仕事をしているのか、その先に何を目指しているのかを意識するとやりがいが生まれます。
・無理をしすぎない
できる範囲で自分のペースを保つことが長く働くコツです。
◻︎もしストレスが大きくなったら
もしもストレスがあまりにも大きくなり、自分だけで乗り越えられない、周りの人にも相談できない、どうしてもつらいと感じたときは、専門家の支援を受けることをためらわないでください。
職場の相談窓口や労働組合、地域の保健センター、精神科やメンタルクリニックなど、あなたの心の健康を守るためのサポートがたくさんあります。
早めに助けを求めることが健康を守る第一歩です。
◻︎おわりに

社会人生活のスタートは誰にとっても大きなチャレンジです。壁にぶつかることもあると思いますが、一人で抱え込まず、心と体の声に耳を傾けながらゆっくり歩んでいってください。
仕事は長い人生の一部に過ぎません。「自分は一人ではない」ということを忘れず、自分のペースを大切にしながら無理をせず、助けを求める勇気を持つことも大事です。
高校を卒業して就職をしたら、仕事だけでなくメンタルのケアもしっかり行っていき、あなたらしい社会人生活を築けるよう応援しています。
