
高校就活の履歴書で注意すべきポイントを紹介!
高卒就職を支援するジョブドラフト運営事務局です。
「履歴書ってどう書けばいいんだろう?」
初めて就職活動に挑む高校生の多くが抱える不安ではないでしょうか。
大切なことは、採用担当者に「誠実さ」や「やる気」が伝わる履歴書を作ることです。
ここでは、高校生が知っておきたい基本ルールと注意点をわかりやすく解説します。
1.履歴書のNGポイント
高校生の就職活動において、会社があなたを知る上で大切な書類が「履歴書」です。
履歴書は学歴や資格、部活動、志望動機、自己PRなどを伝える重要な書類で、面接官はここから面接で深掘りする内容を決めます。文字の丁寧さや誤字脱字の有無など、読みやすさにも注意して作成しましょう。
まずは、履歴書を書く際に注意する点・やってはいけないことを押さえておきましょう。
・作成方法について
現在は手書きに加え、パソコンなどのデジタルで作成する方法もありますが、求人票の「選考方法」や「補足事項」に履歴書の作成方法について特に記載のない場合は手書きが無難です。
ジョブドラフトでは、プロフィールを入力するだけでデジタル履歴書が簡単に作れちゃう「履歴書メーカー」があるので、ぜひ活用してみてください。
・証明写真が不適切
髪型が乱れていたり、制服以外のラフな格好の写真はNGになります。
また、写真が剥がれてしまった場合でも、誰の写真なのか分かるように、写真の裏には必ず名前を書きましょう。
・「消せるペン」や水性ペンを使用するのはNG!
履歴書は一度間違えたら一から新しい履歴書に書き直しになり、修正テープを使うことはNGになります。
また、「消せるペン」は間違えても消せるので便利に見えますが、熱によって文字が消えてしまうことがあるため絶対にNGです。
水性ペンの使用も水で滲んでしまい文字が読めなくなるのでこちらもNGです。
履歴書を書く際には、オーソドックスな黒の油性ボールペンの使用がおすすめです。
消せないペンを使うことによって、改ざんなどの不正行為の防止にもなるため、履歴書に限らず重要な書類には消せない黒のボールペンで書くことを意識づけましょう。
・誤字脱字や雑な字はNG!
丁寧に書くことは「やる気」の証拠になります。
また、誤字脱字があると企業側に「注意力がない」と思われることもあります。
初めての履歴書作成は書き慣れず時間もかかると思いますが、たっぷり時間をかけて丁寧に作成することがポイントとなります。履歴書一枚でも様々な観点から見られていることを意識して作成に取り組んでいきましょう。
ジョブドラフトの「履歴書メーカー」で簡単に履歴書を作って、下書き用として活用してみてもいいかもしれません。
・年齢と日付の記載に注意!
履歴書の記入日は、自分が履歴書を書いた日を記載するわけではありません。
■会社に持参して提出する場合……持参する日付
■郵送の場合…………………………投函する日付
というように、提出形式によって記載する日付が異なるため注意が必要です。
履歴書の日付は持参する日、ポストに投函する日の二種類があることを必ず覚えておきましょう。
また、年齢は履歴書に記載する日付時点のものを記載しましょう。
例)履歴書の記入日が9月3日、誕生日が9月5日で、履歴書の提出日が9月8日の場合…9月5日以降の年齢(高校3年生であれば18歳)を記入します。
両方とも細かい部分ですが、数多くの履歴書に目を通している採用担当者にとって、書類の正確性は重要な判断ポイントになるため、記入上のルールはしっかり把握しておきましょう。
2. 資格欄の書き方について
履歴書を書いていると、項目によってはどのように書いたら良いか分からない箇所も出てくると思います。中でも資格欄の項目は「同じ検定の1級2級を持っているけど、どう記入すればいいの?」「何も資格を持っていないけど、どうしよう……」といった疑問があると思います。
・正式名称で記入する
取得した資格名は、通称や略称ではなく必ず「正式名称」で記載
例えば、「漢検〇級」ではなく「日本漢字能力検定〇級」と書くようにしましょう。
・取得順に書く
資格は取得時期が古いものから新しいものへの順序で記入しましょう。また、履歴書全体で西暦(例:2025年)と和暦(例:令和7年)、どちらかの記載に統一する必要があります。
採用担当者に見やすいと思われるように心がけましょう。
・同じ系列の資格は最上位だけ
同一資格で複数の階級を取得している場合は、全てを記載してもあまり意味がないため、一番高い階級のみを履歴書に記入しましょう。そうすることで、高いレベルのスキルや知識を持っているとアピールすることができます。
例えば「日本漢字能力検定」の2級と3級両方を取得している場合は、2級のみ記載で問題ありません。
・取得予定も書いて良い
取得予定の資格がある場合は、向上心のアピールにも繋がるので
「〇〇年〇月 △△検定 X級 取得予定」という形で記載をしておくといいでしょう。
その際、取得できない可能性が高いものを記載するのは、実際に取得できなかった場合に悪印象を与えるリスクがあるため、記入の判断は慎重にすることが大切です。
・資格がなければ「なし」と記入
高校生の場合は特に、資格欄に書けることが何もない人もいると思いますが、落ち込むことはありません。
高卒で就職できる企業は、入社前の資格取得を必要としないところが多く、履歴書で一番大切なことは「嘘偽りのない正しい情報を書くこと」です。
資格がなければ正直に「なし」と記載し、ありのままの自分を前向きに伝えられるようにしておきましょう。
3. 虚偽の経歴を書いた場合どうなる?
履歴書は選考を左右する重要なものだからといって「自分を少しでも良くみせたい」という思いで履歴書に嘘の情報を記載してしまうと、履歴書が虚偽だということが判明した場合、会社からの信用をなくしてしまい内定取り消しになる大きなリスクがあります。
また、前向きに見せたいこともあると思いますが、その場合は文章の作り方や表現の仕方で工夫できます。
例えば、「意見を主張できない」と書くのではなく「協調性がある」といったように言い換えて書くことで、ポジティブなイメージを相手に与えることができます。
虚偽などの嘘や大げさな表現で書いた場合、面接でその部分を問われたら返答に困ってしまうこともあるでしょう。
「少しくらい盛ったってバレることはないだろう」と思っていても、嘘は言動の矛盾や人とのつながりなどでいずれ発覚してしまうものです。
会社や周りから信用を得るためにも、履歴書には虚偽のない"ありのままの自分"を記載しましょう。
4.完成した履歴書は必ずコピーを取る!
履歴書を完成させた後は、書き終えた達成感からすぐに会社へ提出してしまいそうになりますが、その前に必ずコピーをしてから原本を封筒に入れましょう!
面接前に「履歴書を提出してしまって、自分が何を書いたのか思い出せない!」とならないためです。 面接では履歴書の内容から質問されることが大半なので、面接直前まで確認できるようにしっかりと手元にコピーを残しておくと安心です。
5.まとめ
履歴書の基本ルールと注意点をご紹介しました。
履歴書は「自分を表す大切な書類」です。基本を押さえるだけで、履歴書は格段に良くなります。あなたの誠実さと意欲が伝わる一枚を仕上げましょう。
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