高卒就職を支援するジョブドラフト運営事務局です。
「高校を卒業したら就職しよう!」と心に決めていても、今何をしないといけないのか、高校を卒業後やりたい仕事のためには何を資格として取得しなければならないのかわからない方も多いと思います。では実際に、高校卒業後どの資格を取得しておくと優位なのでしょうか。
今回は高卒での就職におすすめの資格について、ご紹介します。
1.高卒人気職種で就職に直結する資格

第二種電気工事士(実技試験あり)
- ・電気工事業界では定番
- ・資格がないとできない「独占業務」があるため、即戦力として高評価
- ・実技試験では、単線図をもとに複線図を作成し、コンセントや照明器具などの配線を正確に行う能力が問われます。
事前練習が必要です。
2級建築施工管理技士補(学科試験のみ)
- ・建設業界での現場管理職の登竜門
- ・実務経験を積めば「2級技士」になることが可能
- ・建設業へ進む高卒生は就職の際にかなり強み
2級土木施工管理技士補(学科試験のみ)
- ・道路・橋・ダム・上下水道などの土木工事の現場で施工管理者になるための資格
- ・実務経験を積めば「2級技士」になることが可能
- ・高卒でも「施工管理の基礎知識がある」と評価され、企業にとって即戦力候補
危険物取扱者(乙種第4類)(学科試験のみ)
- ・工場・ガソリンスタンド・製造業など幅広く活躍できる
- ・「乙4(おつよん)」とも呼ばれ、危険物取扱者の中で一番人気・実用性が高い区分
- ・高卒で取得していると即採用もあり
- ・国家資格なので信頼性が高い
フォークリフト運転技能講習修了証(実技試験あり)
- ・倉庫・製造・建設系などで実務即戦力
- ・重たい荷物を持ち上げて運ぶ乗り物(フォークリフト)を運転するために絶対必要な資格。
持っていないと、法律上フォークリフトに乗れません
- ・普通免許がなくても取得できます
- ・4日間の講習で取得可能
- ・実技試験では、安全かつ正確にフォークリフトを操作できるか評価されます
※18歳未満でも受講は可能ですが、修了証の交付は18歳以上になるまで受けられません。
また、18歳未満は業務でフォークリフトを運転することができません。
2. 就職で有利になる場面がある資格
機械保全技能士(3級)(実技試験あり)
- ・工場・生産現場でのメンテナンス系職種で評価される
- ・国家技能検定なので信用も高い
- ・実務経験がなくても受験可能
- ・実技試験は「機械系保全作業」と「電気系保全作業」の2つのカテゴリに分かれ、基礎知識や問題解決能力、作業手順の正確さが求められます
運行管理者(貨物)(学科試験のみ)
- ・運送・物流業界向けの資格
- ・高卒新卒で取得していれば「よく勉強してる」と高評価
3. IT・事務系で武器となる資格
ITパスポート(学科試験のみ)
- ・経済産業省が認定する「情報処理技術者試験」の一種
- ・企業のIT化が進む中で、どんな職種でも役立つ
- ・「PCリテラシーがある」「論理的思考ができる」などで評価されやすい
- ・難易度は高校生でも十分合格可能レベル
基本情報技術者試験(学科試験のみ)
- ・プログラミング・ネットワーク・IT管理など、エンジニアに必要な“基礎技術力”を証明する国家資格
- ・IT系企業ではかなり評価される
- ・高校卒業後にIT業界や技術職を目指す人には超重要・高評価の資格
- ・難易度はIT初心者には難しく感じるレベル
MOS(Microsoft Office Specialist)(実技試験のみ)
- ・WordやExcelなど、マイクロソフト社の提供するoffice製品をどれくらい扱えるのかを示す資格
- ・試験は、Office製品の操作スキルを実際のソフトウェアを使用した実務形式(ファイル操作)で評価をします
- ・事務・営業系の仕事でのPCスキル証明に使える
- ・事務職として働く場合、履歴書でのアピールとなる
4.資格を得るための勉強方法について

資格取得には、参考書やインターネット上に掲載された過去問題を活用した学習が基本です。
特に筆記試験の対策には、過去問を繰り返し解くことで出題傾向を把握し、効率よく理解を深めることができます。
例えば、ITパスポート試験では過去問題が掲載されているサイトがあり、サイト上で実際に問題を解くこともできます。
ITパスポート過去問道場
気になる資格がある場合は、一度インターネット上に過去問題が掲載されているか調べてみると良いでしょう。
一方で、実技試験がある資格の場合は、実際に手を動かして練習する環境を整えることが不可欠です。実技の練習場や道具が使える場所で繰り返し練習することで、操作の正確さやスピードを身につけ、本番に自信を持って臨むことができます。
学習のポイントとしては、座学と実技をバランス良く組み合わせ、自分の弱点を把握しながら計画的に取り組むことが大切です。
5.まとめ
高卒就職を目指す高校生向けにおすすめの資格をご紹介しました。
以上の内容を参考に、今自分にどんな資格が必要なのかを考え、就活を優位に進めたり、卒業後の仕事のために時間がある時に勉強をしましょう!