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建設・土木業は社会インフラを支える重要な仕事であり、卒業後に就職を希望する高校生にも人気の業種の一つです。
建物に道路、橋やトンネル、ダムなど、私たちの生活の「土台」をつくる仕事であり、国家的なプロジェクトから地域密着型まで、非常に幅広い業務があります。
自分が作った建造物が何十年も形となって残ることへのやりがいや達成感、人々の暮らしを支えるという誇りを持てることは大きな魅力です。
今回は、実際に建設・土木業ではどのような仕事をするのかを紹介していきます。
・道路・河川・トンネル・造成(※1)などの基盤工事
(※1)造成…目的や用途に合わせて土地を整えること
基盤工事とは、建物や道路などをしっかり支えるための「土台」を作る工事です。
例えば、家を建てるときに、地面の上にそのまま建てると不安定になってしまいます。そこで、コンクリートや鉄筋を使って強い土台を作り、建物がしっかりと立つようにします。
・重機を用いた掘削や整地、コンクリート打設(※2)など
(※2)コンクリート打設…建物の基盤となるコンクリートを流し込む作業
ショベルカー等を使い、地面を堀り土を整えたり、地面を整えたりします。
また、コンクリート打設を行い、機械を使用してコンクリートを流し込む作業を行い、建物の基盤を作ります。建設工事と異なり河川・山間部・道路などで作業するため規模が大きいです。
・鉄骨組立
鉄骨組立とは、建物の構造体を作る工事です。
この工事は、人間の身体で言えば“骨格”にあたる重要な部分を組み立てる工事です。具体的には、建物の重さを支える支柱を正確に設置していきます。わずかなズレが全体に影響を与えるため、精密さが求められます。
・コンクリート打設・外壁工事など
土木工事同様に機械を使用してコンクリートを流し込む作業を行います。柱や壁、床などにコンクリートを流し込むため土木工事とは異なります。
また、外壁工事では断熱材を設置したり、防水シートを施工し、タイル貼り外壁を作っていき、建物の顔となる部分を作っていきます。
・内装(クロス・床材)や電気・水道の設置など
内装工事では、ドアを取り付けたり、部屋の壁や床に塗料を塗ったり人が快適に過ごせる空間をつくるための作業を行います。
設備工事では、建物に電気が通るように配線を行い、スイッチやコンセントを設置したり、キッチンや洗面台などで水が使えるよう、部屋に配管を設置します。
部屋で当たり前に使っている電気や水も設備工事のおかげです。
・工事の進行管理、安全管理、予算・工程の調整など
現場監督・施工管理という仕事は、実際に作業はせず、依頼主と作業する職人さんの間に入り段取りや品質を守るお仕事です。
現場の進行のまとめ役としてスケジュールの管理、予算の管理、図面通りに作業が進められているかの確認、安全に作業が行われているか、また安全に配慮して作業が行われているかを確認します。
07:00 出勤
07:30 現場入り、安全確認
08:00 朝礼・職人さんと打ち合わせ
10:00 進捗確認・写真撮影・資料作成
12:00 1時間休憩
13:00 施主との連絡・業者との打合せ
15:00 30分休憩
15:30 日報作成・スケジュール調整・現場巡回
17:00 退勤
じっと机に向かうより、体を動かして働きたい人にはぴったりです。
プロジェクトごとに現場が異なるので、新しい環境で飽きずに働けます。
現場は仲間との連携が命。声かけや助け合いが自然とできる人に向いています。
職人さんや協力業者との信頼関係が、仕事の質を大きく左右します。
同じ作業でも手を抜かず、丁寧に行える人が信頼される仕事です。
小さな積み重ねが大きな成果に変わるのが、この仕事の魅力になります。
自分の手で“形に残るもの”をつくる達成感を味わえます。
完成した現場を見たときの達成感は、何にも代えがたいものがあります。
実力があればどんどんキャリアアップも可能です。
将来は自分の会社を持つ人も珍しくありません。
経験と技術は一生モノです。努力がしっかり報われる世界です。
建設・土木業は、道路や建物など、“目に見える形”で社会に貢献できる仕事で、私たちの暮らしの土台を支える、なくてはならない存在です。
現場で働く職人さんから、全体を管理する施工管理まで、さまざまな役割の人たちが協力し合ってモノづくりを進めています。
やりがいや誇りを感じられる仕事に興味があるなら、建設業はきっと選択肢のひとつになるはずです。
近年では、多くの建設・土木業の企業が業務改善を行い、残業がなくなったり、手当や福利厚生を充実させたり、熱中症対策など作業環境の快適化にも力を入れています。
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