高校生の就活中のみなさんが、会社側にあなたのことを初めて知ってもらうタイミングは、「履歴書」です。
そのため履歴書は、あなたの情報を知らせるための重要な書類になります。
高校時代に頑張ったことを履歴書へ書くのはもちろん大切です。
ですが、経歴を良くみせようとし過ぎて事実と異なる虚偽の内容を記載してしまった場合は内定を取り消されるリスクもあります。自分の採用・不採用が左右されるほど重要な書類であることを意識しながら"ありのままの自分"の情報を記載しましょう。
目次
3.履歴書で表現を“盛る”のはNG!"ありのままの自分"を記載しよう
履歴書は、高校生の皆さんの学歴や資格、行内活動、部活動といった今までの経歴だけでなく、志望動機、自己PRを実際に面接するまでに採用担当者や面接官にアピールするツールで就職活動では必ず必要となります。
履歴書を見た面接官は、「実際に会ってあなたにどんな話を聞くか」を考えます。
履歴書を見て更に深掘りしたい部分を質問するため、履歴書は選考を大きく左右する重要な書類だということが分かります。
はじめに、採用担当は履歴書の丁寧さを見てどの様な人物かを判断をしています。
面接官は文字からあなたがどのような人かを判断するため、履歴書の文字はいつも以上に丁寧に書くことが必要です。文字のキレイさではなく丁寧さがポイントになります。
また、高校生の採用では履歴書だけで合否を判断する書類選考はないので、面接後の最終判断に使用されています。
面接官や採用に関わる人が履歴書を見返した際に、見やすい・分かりやすいと思えるような履歴書づくりを心がけておく必要があります。
例えば、誤字や文法が間違っていないか、簡潔かつ具体的に書いているかなどを意識して履歴書を書きましょう。
履歴書は選考を左右する重要なものだからといって「自分を少しでも良くみせたい」という思いで履歴書に嘘の情報を記載してしまうと、履歴書が虚偽だということで会社からの信用をなくしてしまい内定取り消しになる大きなリスクがあります。
また、前向きに見せたいこともあると思いますが、その場合は文章の作り方や表現の仕方で工夫できます。
例えば、「意見を主張できない」と書くのではなく「協調性がある」といった風に言い換えて書くことで、ポジティブなイメージが想像できます。
一方で、虚偽などの嘘や大げさな表現で書いた場合、面接でその部分を問われたら返答に困ってしまうこともあるでしょう。
「少しくらい盛ったってバレることはないだろう」と思っていても、嘘は言動の矛盾や人とのつながりなどでいずれ発覚してしまうものです。
会社や周りから信用を得るためにも、履歴書には虚偽のない"ありのままの自分"を記載しましょう。
「前向きに書く=表現を盛る」ではないことを覚えておきましょう。履歴書で自己アピールをする際に、虚偽ではなく正しい情報を書くことは必須です。面接官からの印象を良くしたいという一心で書いた嘘が、自分の首を絞めることになるため「前向きに書く」と「事実を盛って嘘を書く」は別物であることを理解しておきましょう。
前向きは、マイナスやネガティブなできごとに熱意や誠意を表現することでプラスにできますが、嘘はない物をあるように表現するので、前向きとは全く違います。
履歴書は虚偽をせずに“ありのままの自分をより良くみせる”ことを意識して、作成に取り組んでください。