高校生の就職活動のスケジュールは毎年7月に求人票が解禁となり、就職したい会社を求人票の必要最低限の情報で決めていくのですが、求人票だけではわからない情報を得るためには職場見学に行く必要があります。
求人票だけでは、働く場所の雰囲気や魅力がつかめないので、面接時に志望動機も十分に伝えられません。
また、求人票だけを見て就職してしまうと、入社後に仕事内容のミスマッチや自分にあってない会社で働くことに悩むことになります。
高校生での就職活動と入社後の不安を少しでも解消するために、職場見学について解説をしていきます。
高校に届く求人票には会社の基本情報や勤務するための条件が記載されており、高校生がよく確認しておく部分として、下記の項目があります。
【主な記載内容】
・勤務地
・募集職種
・仕事内容
・勤務時間
・給与
・福利厚生
・残業時間(有無も含む)
・休日
・昇給、賞与、昇格
・応募時に必要な資格
・採用実績
・選考方法
・離職状況 など
求人票では働く条件を文字と数字で確認することができますが、あくまでも「紙に記載できる情報だけ」なので、求人票だけでその会社のことをしっかり理解することは難しいです。
職場見学の日時が書かれている場合もありますのでしっかり目を通しましょう。
会社には「社風」という言葉があります。
学校でいうところの「校風」にあたり、学校によってもカラーがそれぞれ違いますよね。会社ではその「社風」でイメージや方針を示しており、自分がその社風に合うかどうかが重要になります。
求人票だけでは、会社の雰囲気や実際に働いている人たちのことを知れないため、職場見学へ行き、「仕事内でどういう会話をしているのか?」「オフィスは清潔か?」「一緒に働きたいと思える先輩はいるか?」など実際に目で見て確かめておきましょう。
高校の就職活動の際には積極的に職場見学へ行くことで、会社の社風を自分の目で確かめることをおすすめします。
【職場見学で知ることができること】
・会社の場所や建物
・どのような社風なのか
・実際にどのような仕事をしているのか
・働いている人たちがどんな表情で働いているのか など
求人票ではわからないけど、とても大切なことを職場見学で知ることができます。
職場見学することで「思っていた仕事と違う」と感じる人もいるかもしれません。
ですが就職前の職場見学で気付けたことで、入社後の「こんなはずじゃなかった」といったミスマッチを早い段階で防げるので後悔のない選択ができるというのも、職場見学に行く大きなメリットです。
「求人票を見て条件を知り、職場見学で働く環境を知る。」
人生において会社選びは大きな選択の一つです。高校就職で失敗しないためにも、自分が興味のある会社や職業をきちんと知ることは大切です。
また、就職試験で関わる会社の人は全体のごく一部なので、当日に初めて会社の人に会うとなれば、本来の会社の雰囲気を知ることは難しいでしょう。
高校在学中に職場見学で会社のことを沢山理解することにより、自分がその会社で働いているイメージも湧いてくるのではないのでしょうか。
気になる会社の職場見学は積極的に参加することで、自分にピッタリの職場探しをしてみてくださいね。